NHK-FM『今日は一日“新世紀女性アイドル”三昧』 111223 つんく・新垣里沙

つんく「結果論だけど、ユニットはデコボコなほうが面白い。少々足を引っ張るようなやつもいたほうがいい。踊りや歌が上手くないとか。それも味になる。背格好も性格もいろんなのがいたほうがいい。仲良しグループよりもちょっと合わない子がいるほうがいいのかなとも思ってみたりする」

 いや、結果論じゃないね。絶対に初めからデコボコにしようとしてる(笑)。

マーティ「つんくさんは人の可能性を見るのが上手だと思う。この人は未来にこうなるかもしれないってたぶん誰よりも早く気づく人だと思う。そのセンスが鋭い」

つんく「世間的に見れば、アイドルに対して『成長が見れる』という考え方があるのかもしれないけど、僕からすれば音を作ってるその瞬間の音が最高値。だから『まだ未熟なんですけどね』っていうことじゃなくて、その子たちが精一杯やった結果。それが尖ってたりロックに聴こえたりするんだと思う」

 一般に言う、アイドルの「成長が見れる」っていう楽しみ方は主に長期的に見る楽しみ方ですね。歌やダンスやトークが上手くなったり、後輩を指導してあげられるようになったり、芸能活動への取り組み方が真摯になってきたり。
 でもつんくさんは楽曲に関しては、成長云々ではなく「その瞬間の音が最高値」と言ってる。これは「メンバーが未熟だとしてもその時点での最高のものを作っているし、同時にその時点でしか出来ないものでもある」という意味かなぁ。そのタイミング、その年齢だからこそ出せる味がある。

マーティ「つんくさんはTimelessな音楽を目指してると思う。だから昔の曲を聴いても古臭く聴こえない。現代の音楽をよくわかってるからこそ、”今の時点でTrendyなだけのもの”とそうじゃないものとが区別できるんだと思う」

サエキ「新垣さん、自分から告白できます?」
新垣「え!!!できませんがなー、できませんがなー!恥ずかしや〜(笑)」