今夜もうさちゃんピース 120107 道重さゆみ

 今年の目標は集中力を持つこと。今までいろんな種類のお仕事をやってきて、私に足りないものは集中力だと思った。
 ダンスレッスンでもドラマでセリフを覚えてるときでも、それに集中してるときはいいんだけど、ちょっと誰かに話しかけられたり別のことを考えたりしただけで、覚えていたのが全部飛んじゃうことがある。マネージャーさんの話も聞いてたらしいのに全然覚えてなかったりして、それでそのお仕事をしっかり出来なかったこともあった。
 だから一つのことに集中してやっていくことが今年の目標です。

 ”1ヶ月1万円生活”ではやっていくうちに「何が何でも勝ちたい」って思うようになった。
 だから買い物にしても、スーパーのおばちゃんにいろいろ聞きながら何時間も居座って買い物をしてた。ずっと部屋で一人で過ごしてたから、優しく教えてくれるおばちゃんの心遣いが涙が出そうになるくらい嬉しかった。
 節約生活の中でも「アイドルを捨てたくはない」っていう気持ちは強かった。だから、かわいらしく料理を作りたかったけど、お金をかけられないから、どうしても料理の色合いが少なくなりがちだった。
 それでも最後の1週間くらいのときに色合いのためににんじんを一本かった。それは60円くらいのものだったんだけど、それでも贅沢をしたように感じちゃって、「買わなきゃ良かった」ってすごい後悔した。 それでガキさんに「私にんじん買ったんですけど、どう思います?」ってありえない相談をしたり(笑)。それくらいシビアに勝負にこだわった一ヶ月だった。

 バラエティ番組にしてもラジオ番組にしても、「ずっと続けたい」「次も呼んでほしい」っていう気持ちをもってやってる。
 でもドラマに関してはそういう欲でやると失敗するような気がしたので、「監督さんたちによく思われたい」とか「次にドラマの主演を取ってやる」とかいう考えは一切捨てて、とりあえずこのドラマをやり遂げようっていう気持ちで挑んだ。

 いいと思う。現時点ではドラマは苦手な分野だと捉えてるわけで、いきなりバラエティ番組やラジオ番組に臨むのと同じような姿勢では入れないよね。「とりあえずこの一作品をやりきろう」っていうので十分。それを重ねて自信がついてきたら、自然とやる気も出てくるだろうし。

 小学校の通知表は「よくできました」「できました」「もう少し」の3段階だった。
 さゆみは5教科の中では「もう少し」はなかったけど、音楽と体育ではいつも「もう少し」が2〜3個あった(笑)。
 お姉ちゃんはさゆみとは逆で、5教科に「もう少し」がたくさんあって、その他の図工とかに「よくできました」があった。お兄ちゃんは小学校6年間で「もう少し」が一回もなかった。

 小学校の音楽の授業で、一人ずつ歌わなくちゃいけないときがあった。
 でもその当時、メロディというものの存在を知らなかったから、みんなのようにちゃんと歌うのに何を覚えればいいのかがわかんなかった。歌は「歌詞を言えばいい」って思ってた。だからどうしてみんなが楽しそうに、いい感じに歌えてるのかがわかんなかった。
 みんなで合唱してるときにも、さゆみだけ歌詞を”読んで”た。始めのほうは歌えるんだけど、途中から音程がわかんなくなって、音読になっちゃう。そのときは「歌ってないな」っていう自覚は一応あったし、そのときの教室の空気が良い感じじゃないのも小学生ながらにも気づいてはいたんだけど。

 なかなかショッキングな告白だ…(笑)。
 「メロディというものを知らなかった」とは以前から言ってるけど、どういうことなんだろうなぁ。
 話し言葉の中のイントネーションはちゃんとしてるわけだから、音の高低差は普通に感知できてたはず。そして他の子の歌を「ちゃんと歌えてる」とわかってる。ということは、そこにメロディがあるのは聴き取れてるんじゃないかと思うんだけど…。
 もしかして、「メロディ≠話し言葉のイントネーション」じゃないから、そこで音の高低について混乱が生じてわけわかんなくなっちゃってたのかなぁ。または、テンポに合わせて”読んで”たら「勝手にメロディに沿って歌えるようになるはず」って思い込んでたとか?(笑) あり得なくないな…w

 2011年秋コンサートのDVD収録は千秋楽だけだったので、『好きだな君が』はDVDには収録されなかった。
 でも『好きだな君が』をやった前日の公演にDVDのスタッフさんが見学に来てたから、「『好きだな君が』のときくらいカメラ回してよ!」って思った。
・妄想セクシーワード「マッコリ」

 えっ、『好きだな君が』入ってないのか…。さゆみん&フクちゃんで、しかもかわいい振り付けだなんて、絶対見たいじゃん…。これは2012春ツアーでも絶対にセットリストに入れてもらわないと!