モーニング娘。DVDマガジン vol.42

田中「『友』のときマネージャーさんが舞台袖で愛佳のツアーTシャツを持って一緒に踊ってた。その姿を見て『これだけで終わらすのはもったいない』と思って自分の判断で愛佳のTシャツを受け取りに行ってステージに持ってきた。それを見て愛ちゃんが号泣しちゃって、まだツアーは終わりじゃないのに終わりみたいな雰囲気になっちゃったから『しないほうがよかったかな』とも思った。でもそのとき思っちゃったんですよ。『モーニング娘。っていいな』って」

鞘師「『シルバー腕時計』のとき、曲の前半で衣装の腕時計が取れて床に落ちちゃったことがあった。その後に腕をカメラで抜かれる箇所があったから『どうしよう…』って思った。間奏で落ちた腕時計の場所まで行くことが出来たので、演技に見せかけて拾って腕につけた(笑)」
田中「リハーサルでつんくさんが1時間くらいずっと鞘師の歌の指導をしてて、れいなも呼ばれてそれに付き合った。Aメロのメロディの”切り方”とか何度も繰り返して。だから鞘師はCDのときとは全然歌い方が違う。レベルアップしてる」

 りほりほの腕時計を拾って手につけるあのアドリブはすごい…。加入して2回目のツアーなのに、本番でのアクシデントに対してあんな対応が出来るなんて。才能とプロのパフォーマーとしての度胸を感じますね…。
 『シルバーの腕時計』のりほりほのボーカルがCDとライブとでは全然違ってたのには、こんな経緯があったんですねぇ。レコーディングで上がってきたボーカルについては録り直す時間がなかったのか「これはこれでいい」っていう判断だったのか、気になるなぁ。CDのほうは「りほりほが頑張って大人っぽく歌おうとしてる」感じが出てて、僕は「これはこれでいい」派なんですよね(笑)。2バージョン聴けてお得だなぁって(笑)。

(卒業公演前のインタビュー)
道重「私はいつでも元気です!初日でも最終日でも。なんせモーニング娘。として8年もやってるから、プロとしてしっかりステージに立たないといけないなって思います。愛ちゃんの卒業は寂しいんですけどね。でもステージはちゃんとしなきゃ、流されちゃダメだって思う。だからまずはステージを成功させることです。武道館という大きなステージでたくさんの方にモーニング娘。を見せつけたいなって思います」

 「2011年の目標は愛ちゃんの卒業ツアーを成功させること」ってずっと言ってたさゆみんだけど、一方で「大きな会場でモーニング娘。を見せつけたい!」っていう思いもすごく強いんだよなぁ。いざ大きい舞台を前にすると、「モーニング娘。として成功したい」っていう気持ちが強くなる。2010年の横浜アリーナについても同じようなことを言ってた気がするなぁ。頼もしい!

(あなたにとって高橋愛とは…?)
香音「お母さんに近いような、自分を守ってくれる優しい人」
鞘師「包みこんでくれるような優しさがある人。あったかい先輩」
生田「頑張ってる姿を見てもらって『成長したね』って言ってもらえるようになりたい」
譜久村「高橋さんから教えてもらった大切なことを一つ一つ自分のものにしていきたい」
光井「教科書みたいな存在」
田中「れいなとよく比べられる存在だったと思う。だからお姉ちゃんであり、妹であり、ライバル」
道重「自分に厳しく、人に優しい人。名前の通り、愛に溢れてる人」
新垣「私にとってかけがえのない、なくてはならない存在だと、改めて感じた」