RIHO-DELI 120429 鞘師里保

 学校の読書の時間にはいつもウトウトしてて、そんなとき先生が「これ読みなさいよ」って言って一冊の本を貸してくれた。家族のあり方・家族への思いについてのいろんな人のエッセイ集だった。それを読みはじめると全然眠気も感じなくなって、感動して涙が流れた。
 私が今いるのもお父さんとお母さんのおかげだし、すごい確率で生まれてきたから今私が存在してる。そういうことにも感謝しなきゃなって思った。
 授業の暇を見つけてはその本を読んでて、1日で3分の2は読んだ。

 お、いいねぇ。興味のある本だったら読むのも苦にならないよね。読書の入り口はほんとに自分の興味の持てそうな本でもエンタメ性の強い本でも何でもいい。国語の授業は入り口に”真面目な””高尚な””当たり障りのない”文章ばかり与えちゃうから、みんなつまんなくて読書に興味を持てず、それどころかむしろ嫌いになっちゃう。
 国語の教科書に載ってるのは良い文章が多いんだろうけど、それを最初から「面白い」と興味を持てる子は少数だと思う。つまり入り口のハードルがちょっと高すぎる。まずハードルを下げて、「本読むの面白れーな」「本読んでるとためになるな」っていう状態を作るのに時間をかければいいのに。そうすれば本好きな子の母数が増えて勝手に国語のレベルが上がるんじゃない?

 お母さんは小柄で、私はもうお母さんの身長を超えちゃった。お母さんは優しいけど、厳しいときは厳しい。『部屋がきたない』ってよく注意される。考えると、うちの家は結構厳しい家だったかも。礼儀とか厳しくて、すごい躾されてた。

 モーニング娘。加入当初のりほりほを思い出す。あの頃のりほりほは本当に”よく躾られた子”っていう感じだったなぁ。去年の夏ごろからよくはしゃぐようになったけど、元々の育ちの良い部分は長所だからいつまでも持ち続けていてほしいな。

 お母さんは困ったことがあったらいつも相談に乗ってくれる。放ったらかしじゃなくて、いろいろアドバイスしてくれる。「ラジオでこういうこと言うのはあまり良くないよ」とか(笑)。
 家族全員が元々仲が良い。
 母の日は普段言えない感謝の気持ちが伝えられる日だと思う。もうプレゼントも買ってある。