今夜もうさちゃんピース 120611 道重さゆみ

 矢口さんの結婚披露宴に出席した。矢口さんは「人ってあんなに幸せオーラが出るんだな」って思うくらい笑顔が輝いてた。
 その披露宴で私は会場レポーターみたいなことをすることになった。披露宴では矢口さんの幸せな顔を見て幸せを分けてもらおうと思ってたのに、前日くらいにマネージャーさんから「レポーターやってください」みたいなメールが来て、すごいいろいろ考えた。「もしヘマをしたり、場違いな毒を吐いたら大変なことになるんじゃないか」とか。でも矢口さんの幸せそうな顔を見たら、毒を吐く気すらなくなった。
 披露宴には500人くらいの方が出席してて、めっちゃ緊張した。緊張してせっかくの料理も喉を通らなかった。台本をしっかり覚えて行こうと思って前日から全部頭に叩きこんで、台本のままにやった。後から大人の人たちに「めっちゃ堅かったねー」って言われた。
 レポーターとしてクリス松村さんとも絡んだんだけど、クリスさんに事前に「レポートをさせて頂くんですけど、今日はよろしくお願いします」って挨拶すると、「もう、テキトーでいいわよw」って言ってくれてすごい優しかった。

 クリスさんは愛ちゃんと共演してたり、ももちにもよくしてくれるし、ありがたいなぁ。オネエ系の人は総じて「アイドル歌手」に理解のある人が多いと思うんだけど、クリスさんも確か80年代くらいのアイドルに詳しかった気がする。それにクリスさんはCDのコレクターで、アイドルのCDもかなりコレクションしてるっていうのを何かのテレビで見たことがあるし、クリスさんのような”強者”がハロヲタになってくれたら嬉しいんだけどなぁ…。

 私にとってすごく歳が離れた新メンバーが入って来たのは9期が初めてで、ファンの方の「若い子かわいい」みたいな空気をめっちゃ感じる。
 雑誌のインタビューでも「新メンバーはどうですか?」っていうことをよく聞かれて、「え、わたしのインタビューなのに新メンバーの話ですか」ってすごい思ってた。さゆみのことを撮ってたカメラマンさんも、私がカメラに向かって「イェー!」とかやってても、9期がその場に入ってくると9期にカメラを向けてさゆみのことを写してくれなくなったりとか。何につけても9期10期で、必要とされてるのは9期10期なのかなって思ってめっちゃ悔しかった。さゆみもカメラに映りたいし、自分のことを喋りたいのに。
 でもよく考えると、これからモーニング娘。を引っ張っていくのは9期10期で、そこに嫉妬してたらめっちゃかっこ悪いし馬鹿らしいと思った。9期10期に頑張ってもらうことは今後のモーニング娘。を良くすることにつながって、それは一緒に在籍する私にとってもすごい良いことだから、そこに嫉妬するのは間違ってるなって思った。それに、一周り近く下の子に嫉妬するのも恥ずかしいなって思ったし。
 それに気づくまでは結構リアルに9期10期に嫉妬してて、「もうヤダ。もうブログにも載せてやんない」って思ってた時期もあった(笑)。
 あるとき、インタビューで「今事務所の9期10期推しがあるじゃないですか」っていう話を向けられたときに、全然イラッと来ずに「そうなんですよ。今9期10期推しで、頑張ってほしいんですよね」って言えた。そのときに自分の変化に気づいた。今ではインタビューで9期10期の話をすることも前向きに捉えられるようになって、そういう変化は自分にとっても嬉しい。
 前までは後輩に「先輩の良いところをマネしたほうがいいよ」とは言いつつ、さゆみのマネをされると「何で?さゆみのマネしないでよ!」ってすごい嫌だった。それが最近では「さゆみのことを良いなって思ってくれてるんだ」「さゆみのことを引き継いでくれるんだ」「さゆみのマネしてくれたんだ。嬉しい」って思うようになった。

 「もうブログに載せてやんない」って思ってた時期があったんだ(笑)。全く気づかなかったなー。むしろ大半のファンは「さゆみんは後輩を含めハロプロメンバーをたくさん載せてくれる。しかも写真もかわいく撮ってくれる」って思ってるはず。つまり「載せてやんない」とか思いつつ、でも結局はそんな意地悪が出来ないのがさゆみんなんですよね(笑)。

 みやさと奏ちゃんがゲストに来てくれたとき、一人の楽屋が寂しいっていう話になって、「じゃあ楽屋に行くね!」っていう話をした。「言った手前、行かなきゃ」って思ったんだけど、みやさとちゃんとはラジオでは喋れたけど普段は挨拶以外は喋ったこともないし、めっちゃ緊張してきた。「行ってあげなきゃかわいそうかな」「一人で今寂しいのかな」とか思ったけど、どうしても勇気が出なくて、ガキさんに事の経緯を説明した。ガキさんも「さすがに行ったほうがいいんじゃない?」って言ってて、「えーっ…じゃあ頑張ってきます…!」って言ったら、ガキさんが「じゃあ私もついて行こっか?」って言ってついて来てくれた。そしてみやさとちゃんの楽屋で3人でご飯を食べた。
 みやさとちゃんはキャッキャッっ笑ってたしたぶん楽しんでくれたと思うんだけど、後からガキさんとそのときの3人での会話を思い出して、「ねぇ…、みやさとちゃんの声聞いた?さゆみとガキさんしか喋ってなかったよね?」っていう話になった(笑)。ガキさんがみやさとちゃんに「兄弟いるの?」って聞いてるのに、さゆみはラジオでそのことはもう知ってるもんだから、みやさとちゃんが答えるより先にさゆみが「お兄ちゃんいるんだよね?」って言ったりして、みやさとちゃんの話を奪うようなことになってて、多少悪いことしたなって思った。
 だから「みやさとちゃんは楽しかったのかな?」ってちょっと不安だったけど、この前挨拶したときに「『うさちゃんピース』で聴いて『風港』を買ってくれた人がいっぱいいるんです」って、みやさとちゃんのほうから話しかけて来てくれた。「あぁ、良かった。繋がった」って思った。だからたぶん良かったんだと思いますよ(笑)。

 ガキさん優しいなぁ。まだガキさんがいた時期の出来事でよかった(笑)。
 それにしても、お喋りが終わった後にやっとみやさとちゃんが喋ってないことに気づくって、ガキさんさゆみんはテンション高すぎ(笑)。結局ガキさんのおかげでさゆみんもあまり緊張せずにみやさとちゃんと喋れたということなんだろうけど。

 お姉ちゃんと食べたもの全部の写メを送り合ってる。ちょっとしたグミとかでも。

 お姉ちゃんとのメールのやり取りが面白すぎる。「お兄ちゃんの結婚式があるとしたら…」みたいな設定を立てて、ありえないような妄想の話をするのが好き。家ではそういうメールを見て大爆笑してるんだけど、仕事場でも面白すぎてニヤけちゃって、マネージャーさんに背を向けてメールをしてる(笑)。
・妄想セクシーワード「パルプンテ