柳原可奈子のワンダフルナイト 120617 道重さゆみ

道重「柳原さんはバラエティ番組とかでお会いすると大人な対応をしてくれる。コンサートを観に来てくれたときも、こちらが『ありがとうございます』って言うと『は、はい…』みたいな感じで、コンサートには来てくれるけどそこまで好きでもないのかなって思ってた。でも今日会ったら『あ、すごい好きなんだな』っていうことが伝わりました(笑)」
柳原「バラエティ番組のときは”隠れて付き合ってる”みたいな気分(笑)。『道重さん、あれやってよー』『まぁでも歌がな…』とか、さゆみんにとっておいしいんじゃないかと思って心苦しくやらせていただいてます」

 こういうの、ハロプロファンにももっとわかってほしいですね。柳原さんはもうハロプロファンからもかなり一目置かれてるけど、そうじゃないタレントさんの場合だと、せっかくハロメンをアシストしてくれてるのにハロプロファンから文句を言われてるケースをネット上でたまに見るので。
 ハロメンをいじったり、話を振ったり、パスを出してくれるタレントさんを叩くのは、メンバーにとってマイナスな影響になりかねないですからね。キャスティングする人が「共演タレントを叩く習性があるファンがついてるタレントはキャスティングしたくない」って思ってしまっても、それは人情として当然だと思いますし。

道重「ラジオで9期と10期の話をしてくださってますよね。ちょくちょく聴いてます(笑)」
柳原「あなたのラジオも聴いてますよ。『りほりほが凹凸出てきた』とか(笑)」
道重「ありがとうございます。気が合いそうで何よりです(笑)」

 柳原さん、よりによってそこをチョイスするか?(笑)

道重「フクちゃんは最近すごい頑張ってると思う。9期10期のメンバーの中でも、9期でさらにエッグ出身っていうこともあってか、お姉さんだなって思う。注意してる姿も一番見かけるし。りほりほはダンスや歌が得意だから、ダンスのことでメンバーにアドバイスしたりもしてるんですけど、やっぱりまだ子供だから忘れ物が多かったりとか」
柳原「かわいい!w」
道重「そう、かわいいんですけど(笑)、フクちゃんはそういう面もちゃんとしよう他のメンバーをまとめてる」

柳原「『好きだな君は』の2人はベストコンビだなって。フクちゃんの無表情感も良いし(笑)」
道重「あ、それを『良い』って見てもらえるんですね。フクちゃんの中ではそれは課題として捉えてます。フクちゃんが偉いのはコンサートの引き映像をすごい見てること。ツアー中、毎週あったコンサートの引き映像をもらえて、それをちゃんと見たメンバーと見なかったメンバーは次の週のパフォーマンスですぐにわかるんですよ。フクちゃんは引き映像をすごい見てるのが伝わってくる。
 『好きだな君は』で、私がある箇所で表情をつけてやってみたら、フクちゃんも次の週にその箇所で似たような表情をする。すると『あ、見てきてくれたんだな』って」
柳原「うわうわうわ…!、たまらん、その話…」
道重「(笑)。昔のさゆみだったらメンバーへのライバル心が強かったんで『真似すんじゃねーよ…』って思ってたと思うんですけど(笑)、今は仲間の気持ちのほうが強くなったので、慕われてる気持ちになって嬉しいです」
柳原「もうフクちゃんにはさゆみんの”吐息力”を継承してほしい」
道重「ほんとですね、フクちゃんエロいんで。エ、エロいっていうか、セクシーなんで(焦)」

 フクちゃんはファンの人からも「成長してる」との評をよく聞くし、頑張ってるんでしょうねぇ。ガキさんだけでなくみっつぃーまで卒業しちゃって”中間管理職”がいなくなった現状では、こうやってフクちゃんが頑張って9期10期を引っ張るような役割をしてくれると、グループのチームワーク的にもすごく良い方向に働くと思います。
 それに今からのフクちゃん自身の成長も楽しみ。「理解したり習得したりする最も効果的な方法は”人に教えること”」ってよく言いますもんね。

道重「生田ははじめは目線とかが怖かったんですけど…、真のアイドル好きということで柳原さんと気が合うかも」
柳原「ガキさんのバスツアーにファンとして行ってたもんね(笑)」
道重「お手洗いとかもファンと同じ所に行ったりとかしてたらしく、びっくりしたんですけど。生田のことは、はじめは『怖い』って思ってたんですけど、今は貫き過ぎて逆にかわいく見えてきた。新メンバーの頃に楽屋に挨拶に来てくれたときも、普通は挨拶が終わったらすぐに楽屋から出るのに、生田はジーっと楽屋を見てて、先輩メンバーの中でも『あの子何…。怖いよね…』みたいに思われてた。そのときはガキさんも『私、生田って子、苦手だわ…』って。今だから言えるんですけど(笑)」
 柳原「そうなんだ(笑)。でも”好きこそものの上手なれ”じゃないけど、『レインボーピンク』とか見てると、表現力とかすごい上がってるなって」

 僕も加入当時のえりぽんと今のえりぽんとではかなり違う印象だなぁ。加入当時のえりぽんはこれまでのモーニング娘。にない雰囲気で、この子の加入が吉と出るか凶と出るか、ちょっと気がかりに思ったくらいでした。でもハロプロのメンバーやスタッフさんと関わっていくうちにそうなってくるんですかね、今ではそんな違和感も全然感じなくなりました。

道重「りほりほは、顔も確かにかわいいけど、顔が一番にかわいいんじゃなくて、何がかわいいのかがわかんないのに何かがどストライクなんですよ。はじめは、コメントとかも中学1年生とは思えないくらいにしっかりしてて、”しっかりした子”だと思ってたんですよ。でも、天然らしいところも垣間見えるようになってきて、ふとしたときに幼い子のような表情や仕草を見せる。しっかりした子っていうイメージがあるけど、忘れ物とか遅刻で一番マネージャーさんに怒られてるのが鞘師なんですよ」

道重「鈴木は『私はお笑い担当で行きます』とか言うけど、実は小心者なところがあって、客席がシーンとしてたら気にしてたり、それがかわいい。顔がかわいいのにギャグをやるところもかわいい。でも、鈴木はすごい良い子だからこそ、お客さんの反応もそうやってすごい気にしちゃうし、そこはちょっと心配。しかも空気を読む子で、コンサートの最後のメンバーが一人ずつ感想を言っていくMCでも、10期メンバーのコメントが長くなってくると鈴木は自重してコメントを短くする。それを見ると泣きそうになる」
柳原「うわ…!、それめっちゃ大事だよね!たまらん!そういう気遣いはそのときはわからないかもしれないけど、後々まで考えるとスタッフ側から見るとすごいありがたかったりとか、私たちのバラエティ番組の現場でもそういう部分は長所として働くかもしれないし、さゆみんやももちみたいにバラエティ番組にガンガン出れるような子になれるのかなって」
道重「『あ、鈴木はそういう計算が出来るんだ』って。だってみんな自分が目立ちたいじゃないですか。鈴木もそういう気持ちが絶対あるはずなのに…。良い子!って思う。頭もいいんだと思います」
柳原「オーディションのときもコントをやってたから、頭が切れる部分があるんだろうなって」
道重「お父さんがお笑いに対して厳しいらしくて(笑)」
柳原「(笑)」
道重「『あれは良くない』とかダメ出しされるんですって(笑)。それが怖いみたいですよ(笑)」

 この話を聞くと、香音ちゃんがみっつぃーを慕ってる理由がなんとなくわかるような気がしますね。新入りの9期10期が8人を占める今の時点では、”バランサー”のような振る舞いが出来る香音ちゃんは余計に大切なメンバーになる気がします。次は11期も入ってくるし。
 9期メンバーはりほりほが「将来リーダーになりたい」って早々と公言してて、僕もりほりほには是非リーダーになってほしいと思ってるんですけど、その前にフクちゃんにもリーダーになってほしいし、香音ちゃんのリーダーっていうのも捨てがたいなぁ。えりぽんは、まだしばらくはハッチャケてると思うので、もうちょっと落ち着いてからまた考えます(笑)。