今夜もうさちゃんピース 120813 道重さゆみ

 ハロコン本番前の”Dancing,Singig,Exciting!”の気合入れの前には「どんな一言を言って気合入れをしよう…?」って考えてめっちゃ緊張した。Berryz工房℃-uteよりも後輩のさゆみが一言を言っても「後輩に言われたくない」って思われるんじゃないかとか、すごいネガティブになってた。ハロコンの気合入れが自分の中ではこの夏の山場だった(笑)。本番以上に緊張した。
 私も、愛ちゃんがリーダーのときの気合入れ前の一言をそんなにクソ真面目の聞いてたわけじゃないし、後々までその一言のことを考えもしなかった。だからたぶんさゆみの一言もみんなそれくらいにしか考えてないはずなのに、「なんて思われるんだろう?」「こんなコメント場違いかな」とかいろんなことを考えた。
 気合入れでは自分の考えてたコメントをちゃんと言えた。でも緊張からか、言い終わった後に涙がチョー出てきた。隣にいたフクちゃんが「私も感動しました」って言ってくれて気が楽になった。
 1公演目で私がそんな泣いちゃって、思いつめてたのがバレちゃったから、2公演目も絶対注目されるって思ってまたすごい緊張した(笑)。それでまた頭がいっぱいいっぱいになっちゃって、楽屋でずっと亀井絵里ちゃんにメールで相談してた。さゆみが「”Dancing,Singig,Exciting!”緊張するよー。誰か代わりにやってくれないかなー」って言うと、絵里は「ううん。さゆみんがいい」って言ってくれた。それに元気づけられて2公演目も頑張った。
 次の日も頑張ってやって、そしたら慣れって怖いなって思うんだけど、今では普通に出来るようになった(笑)。

 中学受験をしたのは、小学校のとき人と関わるのが苦手で友達が少なかったから。さゆみの勝手なイメージで、頭の良い学校に行けば勉強ばっかりしてて人と関わらなくてもいいって思ってた。
 一応普通の塾やマンツーマン指導の塾にも通ってた。
 私は偏差値32だったけど、受けた学校は合否予測の最低ラインが偏差値56とかだった。でもそれまで挫折っていうものをしたことがなかったから、なんか受かるような自信があった。
 エアロビクスの入賞も、なんかやってみたら普通に入賞できたりとか、すべての物事が上手くいくように廻ってるような気がしてた。で、それは「自分がかわいいからだ」って思ってた。「エアロビはそんなに上手じゃないけど、笑顔がかわいかったから審査員が気に入ってくれた」とか。昔から常にどっかにそういう気持ちがあった。学校の成績も「偏差値32のわりに”よくできました”のマルが多いから、きっと先生はさゆみのことが好きなんだな」って思ってて、常に前向きだった。
 変に自信があったから受験すること自体は楽しかった。
 面接を受けるときには洋服にすごい気合を入れた。清楚なんだけどちょっと他の人とは違う感じを出そう、とか。スカートで行く子は少ないだろうと思ったから、私はスカートで行こう、とか。
 流れ星にお願いをしに行ったりもした(笑)。そういう変な所に気合いを入れて受験したから、当たり前のように落ちた。
 でも今だからこうやって笑い話に出来るけど、そのときは初めての挫折で初めて自分の思った通りにいかなかったことだったんで、不合格になったときはほんとに悔しくて大泣きした(笑)。
 でも流れ星に「中学に受かりますように」ってお願いしたら、次の年にモーニング娘。に受かったんで、落ちて良かったなって思う。人生プラマイゼロだなって(笑)。それに、もし頭の良い中学校に行ってたら私の人間性は変わらなかっただろうし、中学校で出会った友達によって明るくなれたし人が好きになれたから。

 前にテレビ番組でさゆみんの小学校のときの通知表が公開されてたときは、平均よりも上くらいの感じだったけどなぁ。偏差値50以上あってもおかしくないように見えた。
 偏差値32ってどんな感じなんだろうなぁ。僕は偏差値っていうものを気にして見るようになったのは大学受験の模試を受けるようになってからで、その頃はしょぼいながらも一応進学校って言われる高校に行ってて、周りに偏差値30台40台の人がいなかったからちょっと想像しにくいんですよねぇ。偏差値32ということは、50を中央としてその反対側が偏差値68。と考えると、相当悪い(笑)。中学校は地元の公立だったけど、その頃のクラスメートとかを思い出してみても偏差値32レベルの人ってほとんどいなかったような(笑)。
 でも、さゆみんはあんなに頭が良いのに偏差値は32というのが面白いなぁ。しかも塾まで行ってるのに。たぶん勉強しててもいろんな雑念が次々に頭に思い浮かんで、すぐに頭が「勉強みたいなつまんないことやってらんねーw」ってなっちゃうんじゃないかなー(笑)。

 『今夜もうさちゃんピース』を6年もやれるなんて思ってなかった。先にCBCでラジオをされてた先輩方も2〜3年のことが多かったから。
 私は先輩から(枠を)譲ってもらったのかもしれないけど、正直後輩に譲る気はない(笑)。自分の中では、この時間がなかったらモーニング娘。道重さゆみがなくなりそうで怖いくらい、この30分が大事な時間。

 喋りの得意なさゆみんハロプロのことやモーニング娘。のことを魅力的に喋ってくれるこの番組は、ハロプロにとってもモーニング娘。にとっても有益な存在。戦略的に考えてみても、後輩に譲ることなくさゆみんにやってもらってるほうがいい。

 藤本さんとラジオをやってる時期がかぶってて、お互いにラジオ内でやりとりしたのを覚えてる。藤本さんのラジオで「ラジオでさゆみんが緊張して良い子ぶってる」っていう話になって、「は?しげさん普段いつも黒いじゃん」って言ってくれて、私のキャラを引き出してくれた部分もあった。

 さゆみがよく「肩凝った」って言ってて、お母さんやお姉ちゃんに揉んでもらってるので、おねえちゃんが誕生日プレゼントでマッサージ機をくれた。

 暑いから、お姉ちゃんは最近ずっとブラジャーを着けてない(笑)。だからお姉ちゃんがブラジャーを着けてたら「え、今日どうしたの?」って言っちゃうと思う。

 お姉ちゃんがティッシュを食べたことがあって、「口の中で溶けるからおいしい」って言ってた。

 何年か前、色紙にする書き物で「最近ハマってる食べ物」を書くことがあって、「アボガド」って書いたら、マネージャーさんに「正しくは”アボカド”だから書き直して」って言われた。
 でも、道重さゆみのものとして作られる色紙に自分が普段言ってない言葉を使うのが嫌で、そこは譲れなかった。直してしまうと、その色紙一枚が”自分のものじゃない”感じがした。「さゆみ語ってことでいいから」「”アボガド”で提出します」って押し通して、出来上がった色紙をみると修正されて”アボカド”になってた(笑)。
・妄想セクシーワード「鎖骨」

 さゆみんの気持ちもわかるなぁ。書き物にもそうやって「自分ならではのものにしよう」っていう意識で取り組んでくれてるのが嬉しい。
 どうして”アボガド”だったらそんなにダメなのかよくわかんないけど、マネージャーさんの説得や結局は強制的に修正されちゃったところを見ると何かちゃんとした理由はあるんでしょうね。じゃないとそこまでしないだろうから。