今夜もうさちゃんピース 120903 道重さゆみ

 13thアルバムのソロ曲『ラララのピピピ』をもらったとき、たまたまお姉ちゃんと一緒に”パピプペポ”にハマってた時期だった。「破裂音はパピプペポしなかくて特別感あるじゃん」「パピプペポってかわいい」みたいな感じで。だから”ピピピ”が来て運命を感じた。
 『プラチナ 9 DISC』のソロ曲『It's You』は大人っぽい曲で「セクシーにがんばらなきゃ」って思ったけど、『ラララのピピピ』は等身大のさゆみで表現できる曲で、”♪なんでこんなにかわいいんだろう?””♪罪なわたし”とかの歌詞もつんくさんが私宛てに書いてくれたんだなって思った。だから、これはもう”モーニング娘。道重さゆみ”を演じようと思って歌ってる。
 この曲はフクちゃんや佐藤優樹ちゃんからかわいいって言われるんだけど、実はかっこいい曲でもある。音のいろんなところがかっこいいから、かわいい歌詞や声とのギャップを感じてほしい。ボーカルは全部さゆみの声で録ってるところも聴きどころかなって思う。
 お姉ちゃんと一緒につんくさんの仮歌デモを聴いてるとき、お姉ちゃんがいつも”♪かわいい子はピピピピ”のところを”♪かわいい子はさゆみん”って歌ってくれてて、それがすごい嬉しかった(笑)。みなさんもそういう気分で聴いてくれたらうれしいなって思う。

 コンサートでは、DVD撮影が入るときはメンバー1人に1人ずつというわけではないけど何人かのメイクさんが入ってメイクをしてくれる。でも普段は全部自分たちでメイクをする。
 デビュー当時、髪を二つ結びで巻髪にしなきゃいけないときがあって、それが難しくて手こずった思い出がある。
 現在、(最年少の)工藤遥ちゃんも佐藤優樹ちゃんもメイクに苦戦してる様子はない。佐藤はすっぴんで普通にコンサートに出てるし。たまにチークをしてると「今日はメイク濃いな」って思うくらい。周りのメンバーがメイクをしてるからやってみたくなるのか、たまに睫毛もやってるときもある。
 髪型を作るのが上手いのは石田亜佑美ちゃん。編み込みがメイクさんレベルに上手い。さゆみも髪をピンで留めながら編み込みをだいぶ上手くできるようになってきたけど、石田はピンを使わずに編み込んでる。何かコツがあるのかな…?って思ってる。

 コンサート中のメンバーへのキスはコンサートの終盤にテンションが上がって楽しくなってやってたんだけど、今は若い子が多すぎて…。23歳の女が12歳や13歳の子にキスするのはおかしいでしょ?アーティスト写真とかを見ると、さゆみは今のモーニング娘。にだいぶ馴染んでると思うけど、よく考えたら23歳と12歳・13歳なんですよ。そう思うとなんかすごい不思議な気分になる。
 今までそんなこと本当に考えたことがなかったし、鏡を見てる自分がリアルにかわいいって思ってたけど、最近は「若さには勝てないな」って本当に思う。今までは自分は元からかわいいし、そこを頼りにすればなんとかなるって思ってた。「土台が良いから多少何かあっても大丈夫だろう」って思ってあまり努力してなかった。でも最近は化粧水をワンランク上げたりして美容にお金をかけるようになった。
 さゆみ1人だったら別に良いんだけど、若い子といるとすごいそこが気になる。12歳・13歳の子の肌と比べると完全に負けてて、それを見るとほんとに悔しくて「ちょっとでも若い子の肌に近づきたい」って思って、今までパックとかほんとに興味なかったんだけどパックをしてみるようになった。
 モーニング娘。のDVDとか見ても「メンバーのみんなよりヤバイ」って常に焦りを感じてしまう。

 コンサート中のメンバーへのキスは、はるなんかフクちゃん相手だったら行けちゃうんじゃないかな(笑)。この2人はノリで笑って済ませてくれそうだし。去年はるなんとほぼ同い年(当時)のみっつぃーとはキスしてたわけだし、それと同じようなノリで。
 それにさゆみんだって最初はミキティにいきなりやられたわけだしねぇ。これも一つの伝統ということで(笑)。
 でもさゆみんの言う通り、中学生メンバーには自重したほうが良さそう(笑)。

 子どもの頃は虫を平気で触ったり捕まえたりしてたけど、今では虫が苦手になった。
 だから『知らないとこわい世界』っていう番組のロケで、自分が水の中の生き物を平気で触れるっていうのは、自分でも知らなかった。水族館が好きで、水の中の生き物が好きだからかも。普通に触れたし、普通にかわいいなって思った。でも実はウーパールーパーは結構グロくて一瞬躊躇した。でも一緒にいたバービーさんが全然ダメそうなリアクションだったんで、さゆみが頑張ろうと思って触ってみた。触ってみたら意外と大丈夫だった。
 そのロケで「多摩川外来種が入って来たことによって生態系のバランスが崩れてる」って聞いて、「今までいた魚たちチョーかわいそう」「悪者にされてる多摩川に捨てられた外来種もかわいそう」ってすごい考えさせられた。今までロケをしてこんなに考えさせられたことはなかった。
 多摩川で捕獲された水生生物を保護してるところも見に行った。そこにはガーパイクという長いくちばしのようなものを持つ魚がいて「この魚はくちばしが折れてかっこよくなくなったから捨てられたんだろうね」っていう話を聞くとすごいかわいそうだと思った。
 もし飼えなくなったら…ということを考えると、簡単に生き物を飼っちゃいけないなって思った。だからさゆみも猫を飼いたいなって思ってたけど、「1人で飼えるのか」「ちゃんと責任持てるのか」って考えたら、今は自分のことでいっぱいいっぱいだしまだ飼うのは早いなって思った。
・妄想セクシーワード「骨盤」

 ウーパールーパーってよく見るとあんなにグロかったんですねぇ…。子どもの頃見た記憶ではそうでもなかったんだけど、それは子どものほうが虫・魚・爬虫類系の生き物に耐性があるからなんでしょうね。さゆみんが昔は虫が平気だったっていうのと同じで。ウーパールーパーが流行った当時既に大人だった人には最初からグロく見えてたのかなぁ。
 この番組のロケ、さゆみんが魚とかを触ってるのを見て「苦手なのに頑張って触ってて、偉い!さすがリーダー。プロ根性だなぁ」って思ってたんだけど、実は意外と平気だったんですね(笑)。
 僕としては「さゆみん、結構大変そうなロケをよく頑張った!」っていうだけの番組だったけど(笑)、意外とさゆみんの中では考えさせられることもあったらしく、やってさゆみんのためになる仕事だったようですね。