MBSラジオ「ヤングタウン土曜日」 120929 道重さゆみ・光井愛佳・つんく♂・中澤裕子

さんま「好感度調査で第2位だったけど、俺は本当は1位以外はダメなんですよ。それだけの努力をしてるから」
つんく「それは好感度を意識してやってるんですか?そうじゃなくて、人生として?」
さんま「人生。好かれたい。自分のことを嫌いな人を1人でもなくしたい」
つんく「それ、いつ頃そう気づいたんですか?それが嫌な時期もあったでしょ?」
さんま「それは結婚したとき。嫌っていうか、このポジションにいるのが疲れた。芸能界のポジションに疲れる時期っていうのがあるやんか?で、子供が生まれて、『あ、そうか。ここまでやらせて頂いてるのは日頃応援してくださってる人のおかげや』って改めて気がついた。だから、もう『逃げたい』とか『隠れたい』とかいう時期は過ぎたんですよ」
つんく「わかります。僕も最近ちょっと開き直ってますもん」
さんま「逃げるほうが疲れるでしょ?向かって行ったほうが疲れない」
つんく「そうですね」

 岡田斗司夫さんが「明石家さんまの”家を一歩でも出たら常に明石家さんま”っていうスタイルは、一見しんどいような気がするけど、実は一番効率が良いのでは?」と考察してたのを思い出す。
 つんくさんも「いつごろそう『気づいた』んですか?」とさんまさんに質問してて、その答えに「わかります」って言ってるところから、さんまさんのスタイルにかなり賛同するところがあるみたい。つんくさんはこういう「生き方」みたいなことに関してはすごい慧眼なところがある人だと思うから、参考になる。

つんくハロプロのパチンコはわかりやすく作った。今のパチンコは説明が多かったり設定が難しいのが多い」
さんま「どんどん玉が入って進んでいかなきゃたくさん映像を見れたり曲を聴けたりできないんだろうけど、(やってる側としては)そこは逆に、入ってないときに曲を流してほしい」
つんく「あ、今回そうしたんです!入ってないときも流れるようにして、普通はフィーバーしないと実写は流れないものなんだけど、これは結構最初から実写を出してるんです」
さんま「それ、正解。入ったときに歌とか大騒ぎとかいらない。入ってないときこそ歌があるといい」
つんく「もちろんフィーバーしないとかからない曲もあるんですけど」

 こういう「ユーザー視点」で「本質を突く」ところもつんくさんらしさだと思うなぁ。同じような例として、従来とは違ったポイントを主眼にした音ゲーリズム天国』がある。

 結婚当時にゲスト出演したラジオ番組で、「周りにあれだけかわいい娘がいてよりどりみどりなのに、どうしてお見合い結婚をしたのですか?」という質問に、つんく「あの子たちは親御さんから預かった時点で全員娘。そんな目でみたことがない」

 4期が加入して間もなくの頃、どっかの道端で、現場に観に来てた加護ちゃんのお父さんとつんくさんが話し込んでた、みたいなのが写真週刊誌に載ってたような…。よく思い出せないけど(笑)。たしか、つんくさんと加護ちゃんのお父さんが同世代で、「こうやって家族にも直で向きあってくれるプロデューサーだったら、家族も安心できるだろうな」って思ったなぁ。
 あと、7期オーディションでつんくさんが小春ちゃんの家に行ったとき、まず真っ先に仏壇に手を合わせに行ったのも印象深かった。あれもつんくさんのメンバーとの関わり方の一端を表してるんじゃないかなぁ。