中島早貴のキュートな時間 120929

 舞台『キャッツアイ』Bパターンでの私の演じたチコという役は、自分の話がとにかく面白いと思い込んでる子という役柄だった。ずっと1人浮いてるような役。今回の役作りは本当に悩んだ。
 演出家の塩田泰造さんとは、去年『1974』でも一緒にお仕事をして、すごい得るものがたくさんあった。『1974』で私が演じた役は、純粋で良い子の役だっけど、今回は泰造さんから「ちょっと新しい役をやってほしい」ということでこの役を配役された。
 チコについて「嫌な所がにじみ出てる子で、でもその嫌なところを好きになってほしい」って泰造さんは思ってたらしい。「それちょっと難しいな」って思ったけど、新しい役をもらえるのは嬉しいし自分の演技の幅も拡がると思って、すごい悩んで頑張った。
 初日を迎えて、ブログのコメントやこの番組へのメッセージで褒めてもらうことが多くて、「あぁ、この役をもらえて良かったな」って、今本気で思ってる。
 初日には杏里さんが来て下さった。杏里さんは、『CAT'S EYE』とか『オリビアを聴きながら』とかめっちゃ良い曲が多くて、私たちの世代でもみんな知ってる。そんな杏里さんと同じステージに立ててめっちゃ嬉しかったし、杏里さんが舞台のことをすごい褒めてくれてて嬉しかった。あと、杏里さんの普段の話し声がすごい耳に心地よかった。

 なるほどー。塩田泰造さんもブログでなっきぃのこと絶賛してたし、ファンの人の感想を見ても好評だから、なっきぃは悩んだ末に良い演技に辿り着くことが出来たんだなぁ。
 なっきぃはブログでは飄々とした軽いテイストで通してて、こうやって何か”語って”くれることはないから、そういう意味でこの番組は貴重ですね。

 舞台では共演者の方から刺激を受けることが多い。『ユンカース・カム・ヒア』では舞台の打ち上げに初めて参加できたので、「いつもどうやって演技の勉強してますか?」「自分の幅を拡げるにはどうすればいいですか?」とか共演者の方にいっぱい聞いてみようと思ってた。
 打ち上げでは『ユンカース』でお母さん役だった白羽ゆりさんがいろいろ教えてくれて、その中でも印象的だったのが「好評が当たり前」という言葉だった。
 私は「舞台『キャッツアイ』評判いいですね」とか言われたら、すごい嬉しくてテンションが上がっちゃうけど、やる側としては「好評じゃないもの=見せられないもの」なわけで、好評で当たり前。好評にするために1ヶ月くらいみっちり稽古をするんだから。
 『キャッツアイ』も好評を頂いてるのを聞いてるけど、それで舞い上がるんじゃなくて、それで当たり前だと思って、もっともっと役の気持ちを考えて、役と向かい合っていきたい。

 そうかぁ。℃-uteもみんなだんだんと打ち上げに参加する年齢になってきてるんだなぁ。

 リーダー(矢島舞美)は我慢強い。注射も「ちょっと痛いよね〜」って言ってるくらいで全然大丈夫そうだし、ストレッチで開脚して上半身を前に倒すときに先生に後ろから押されて体がピクピク震えるくらいになってるのに、「痛い」とか何も言わずに我慢してる。

 番組の最後に『女子力アップ大作戦』っていうコーナーのことを喋ってたけど、この”女子力”ってどっちの意味なんだろう?異性(男性)から魅力的に思われるための女子力なのか、同性(女性)から「憧れる」「イケてる」って思われるための女子力なのか。

 ℃-uteがゲストの公開録音のとき、このテーマで、たしか「学校にも真面目に通ってる」みたいな理由で愛理ちゃんを推す声があって、それに対して岡井ちゃんや舞ちゃんが異論を唱えてたけど、男性から見ればそういう「真面目さ」「コツコツ頑張るところ」っていうのは立派な女子力だと思うんですよね。(岡井ちゃんと舞ちゃんはいつもの”ポジション”や”芸”で盛り上げ役・煽り役としてそう言ってた部分もあるだろうけどw)
 今週の放送でなっきぃも「ベリキューで女子力が一番高いのは梨沙子雅ちゃん」って言ってて、これも女性目線の見方っぽく思えるんですよね。もちろん梨沙子ちゃん・雅ちゃんは男性からの人気も高いけど、それだったら舞美ちゃんや愛理ちゃんだってもっと高評価でもおかしくないですからねぇ。やっぱ「ある層の女の子の間で”イケてる”とされてるファッションやメイクをしているかどうか」っていう女性目線の女子力が最優先の判断基準なんだろうなぁ。
 一方で、「料理が出来る」みたいな男性目線の意見もちょくちょく取り上げられて、それになっきぃも納得してる様子もある。

 総合すると、なっきぃ・岡井ちゃん・舞ちゃんたちの考え方は、たぶん「基本は女性目線の女子力。でも男性目線の女子力でも嫌じゃないものは認めてやってもいい」みたいな感じなんでしょうね(笑)