ラジオ日本「立川志ら乃のサブカル天国」121009 譜久村聖・飯窪春菜

志ら乃「舞台『キャッツアイ』を観に行った。感想を一言で言うと『キャプテン(清水佐紀)のスーツ姿は、30歳以上の男性は完全にヤラれるな』っていうこと(笑)。ドンピシャっていう感じ(笑)」

志ら乃スマイレージ横浜ブリッツでのコンサートに行ってきた。和田さんは座ってのパフォーマンスだった。フリフリの衣装で、新曲はシリアスな曲だから笑顔が少なかった。それが『病室で外の庭の枯れ木を見ながら”あぁ、あの枯葉が全部落ちたら私はもう向こうの世界に行ってしまうのね”』みたいな儚げな雰囲気がすごく出てて(笑)、”薄幸の美少女”みたいで、逆に良いもの観れたなって。もうじきするとたぶん治っちゃうと思いますんで。いや、治ったほうがいいんだけど(笑)」

 あやちょのケガの治癒は延びちゃいましたね…。まー、これはしょーがないです。
 これでまたスタッフ批判が起こってるかもしれないけど、僕はこういうことでスタッフさんを叩く気にはなれません。スタッフさんたちだって絶対あやちょに怪我しないでほしいって思ってるだろうし、早く治ってほしいと思ってるでしょう。でも同時に、「踊れなくても出たい」と思ってるであろうあやちょの気持ちやスマイレージのコンサートに来てくれるファンのことを考えると、そう簡単に「欠場」にするわけにもいかない。その状況の中で、医師の診断を受けながら、あやちょにとってスマイレージにとっての出来るだけダメージの少ない判断をしていくしかないわけですから。

 にしても、志ら乃さんの「その場の状況を楽しむ」ヲタ精神はすばらしい(笑)。

志ら乃「9期10期の女子落語のときは、落語としての出来が一番良かったのが飯窪さんだった。あのときは最初にやった飯窪さんと鈴木香音さんの出来が良かったから、後の人がやりやすくなったと思う」
飯窪「途中で頭が真っ白になっちゃって」
志ら乃「そうですか?全然そんな感じしなかったですけどね」
飯窪「自分なりの話を入れ込まなきゃって思ったんですけど、それで途中で『ここ話が繋がらない。どうしよう』って混乱に陥っちゃって、でもとりあえず最後まで続けようと思って頑張りました。だから自分がやってたときのことを覚えてないんです」
志ら乃「記録用で撮ってたのを見返したりしてないんですか?」
譜久村「あ、撮ってたんですか?」
飯窪「見たい」
志ら乃「スタッフの人に言ってみてくださいよ(笑)」

譜久村「鈴木香音ちゃんがやったとき『あ、こうやってメンバーを例えに出せばいいんだ』って参考になった。あれがなかったら私出来なかったなって思います」
志ら乃「そう。あれが良い道筋になった」
譜久村「でも順番が後になるごとに(話の)選択肢がなくなっていって…。何も考えずに始めちゃったし、私も頭が真っ白になっちゃったから、最後まで出来てよかったなって思いました」
志ら乃「譜久村さんは『鰻屋』っていう噺で、嗣永さんを登場させたんですよね。で、こゆビームで鰻の息の根を止めるっていう斬新な下げで(笑)。その下げで頭をゆっくりと下げるところでは大爆笑でしたけどね(笑)。
 ああいう形式の会は学校寄席とかでやることが多いんだけど、ほんとに真っ白になってこっちに助けを求めるっていうパターンが多いんですよ。でもみなさんは、オチが成立してない場合もあるにしても、ちゃんと最後の頭を下げるところまでやるっていうのが、『これはやっぱりタレントとしての能力がすごいんだな』っていうことだけはほんとに思いました」

志ら乃「女子落語で工藤遥さんに『お前はクソガキだ』って言ったんだけど、工藤さんに『たいして毒舌じゃなかったですね』って言われた(笑)」
譜久村「私たち事前に『もしかしたら(志ら乃さんが)結構ツッコんでくるかもしれないけど、気にしないでね』って言われてたんですよ」
志ら乃「『気にしないでね』って、なんだよその慰め方(笑)。結構ショックだね」
飯窪「でもステージ上では結構それに救われました」
志ら乃「嘘つけ、このヤロウ(笑)。もう…、何の意味もない」
飯窪「顔がニヤけてますよ(笑)」

 志ら乃さんはなんで「(ツッコミはあまり)気にしないでね」っていう事前説明にショックを受けてたんだろう?
 志ら乃さんなりに、メンバーとの距離感を測って「踏み込んでもいいライン」を探りながらメンバーと絡んでたのに、「事前にそんなこと言われてたのかよ…」ってことなのかなぁ。

志ら乃「私はどこが毒舌なんですかね?」
飯窪「私に対してではないんですけど、周りの人と喋ってるのを見て、『結構ズケズケはっきり言うんだな』って思って」
志ら乃「あぁ。思ったこと言っちゃうんですよね」
飯窪「私と一緒ですね(笑)」
志ら乃「(笑)。絶対違うよね。あなた、その喋りは金取れるよ(笑)。お座敷出れるよ。太鼓持ちだよ。すごいねぇ。学ぼう。俺に足りないものがここにあるなぁ」
飯窪「そんなそんな」

 はるなん、喋りのプロの志ら乃さんにまでこんな風に言われるとは(笑)。

譜久村「自分の髪の毛は嫌いなんです。くせっ毛だし、最近染めたんですけど」
志ら乃「ちょっと脱色してるって感じ?」
譜久村「わかんないです。ヘアメイクさんに頼んでやってもらって」

 フクちゃんは髪の色とか指定せずに、完全にヘアメイクさんに「おまかせ」でやってもらったんだなぁ。