SSTV 「モーニング娘。3時間スペシャル あなたは、本当のモーニング娘。を知っていますか?〜15年間の過去!現在!!未来!!!〜」その1

 文章を整えるのが面倒くさいので(笑)、番組を見てて思ったことやインタビューでの気になる発言を時系列の箇条書きで。

・やっぱり僕は安倍さん・飯田さん・矢口さんたちの言う「私たちの頃」っていう言葉が引っかかるなー(笑)。あなたたち、2004・2005年頃までいたじゃん。
 OGの人たちが言う「モーニング娘。の体質の変化」みたいなものは、僕は、中澤さんの卒業の前と後とではあると思うんですよね。「中澤さんがいたモーニング娘。」と「中澤さん卒業後のモーニング娘。」はちょっと違う感じはしました。でも安倍さんたちが卒業していった2004〜2005年ごろにそういう変化があったかって言われると、僕はそんな感じはしないんですよねぇ…。
 →関連記事『Top Yell』9月号”OG13人が語る現役モーニング娘。”   http://d.hatena.ne.jp/robotkiss/20121006/1349492795


・厳しい環境で成長するのもチームワークを良くして成長するのも、どっちもありだと思うんだけど、昔の娘。だけが好きな人・今の娘。だけが好きな人は、どっちかの手法だけが正しいって言いたがる。まぁ心理学的・確率論的に言えばチームワーク重視のほうが上手く行きやすいとは思うけど、かと言って、スパルタで成功した昔の娘。を否定することもない。実際成功したんだし。

新垣「先輩たちの輪に入っていけなかった私たちが悪かったのかな」

 いや、それはない(笑)。当時中1だったのに、責任感じすぎ(笑)。今の新メンバーがグループに溶け込みやすいのは5期6期の先輩がそういう空気を作ってあげたからだよ。あの当時に入ってきてたら今みたいに伸び伸びは出来ない。
 おそらくスタッフさんの厳しさも、昔のほうがずっと厳しかったと思うしねぇ。


・1期2期の先輩たちは今のモーニング娘。に対して「先輩後輩関係なくグループ内で遠慮せずに注意しあうべき」って言ってたけど、ミキティは「先輩のダンスの間違いを指摘したりしたらいろいろ言われた」って(笑)。先輩、言ってることが違うじゃーん(笑)。
 そりゃ威圧したら、ミキティやれいなちゃんみたいな特別気の強い子以外はどんどん言えなくなっちゃうよ…。
 考えたら1期と2期って、一緒に活動して1〜2年ころには、もうかなり先輩後輩が曖昧になってたような。矢口さんや保田さんは年の近い安倍さんや飯田さんとはほとんど同期みたいな間柄じゃなかったでしたっけ?話し方とか接し方とか。
 で、先輩後輩がわりと期ごとにはっきりしてくるのは、4期以降なんですよね。
 ということは、「後輩は先輩に口答えしちゃいけない」みたいな先輩後輩関係をやり始めたのって1期2期の先輩たちじゃないの?(笑)。5期6期メンバーが新メンバー当時に理不尽なことで怒られたって言ってるのも何回か聞いたことあるし(笑)。
 いや、これはメンバーの話を総合して導いただけの、ただの「推測」なんですけどね。でも、もしこの推測が当たってるとしたら、1期2期メンバーが「先輩後輩関係なくグループ内で遠慮せずに注意しあえ」って言っても、「お前が言うな」だなぁ(笑)。

石川「モーニング娘。の仕事が減ってきた・メディアに取り上げられなくなったという意識はなかった」

 これはそうだと思う。石川さんがいた頃はまだいっぱいテレビに出てたし、シングルを出せばほぼ全ての音楽番組に出てたし、ハロモニもあったし、石川さんは「仕事が減った」感覚はないと思う。この問いかけはもうちょっと後の時代を経験してるメンバーにするべき。

藤本「歌番組には出てたけど、バラエティへの出演は減った」

 このミキティの認識は正しい。こういう話題を語るときって、「あらゆるメディア仕事が激減」みたいに極端に語ろうとする傾向があるけど、2004年・2005年あたりは歌番組も今よりも多かった時期で、まだまだ出てた頃なんですよね。PefumeやAKB48もまだブレイクしてないし。
 ミキティはホント率直だわw。状況も把握してるし。


・当時出たインタビュー本で、中学生だった6期が「学校が終わったらすぐに仕事に行って、21時に仕事が終わるとあとは帰って寝るだけ」の毎日だったって言ってる。2005年加入の久住小春ちゃんも著書『17歳の転職』で同じようなことを言ってた。そりゃ「メディア出演が減った」とか考える余裕もそんなにないでしょうね。実際本人たちは忙しく活動してたわけだし。

つんく「ビジネスのパイが大きくなってて、展開してるビジネスがそれぞれにあったりして、『これが終わるまではそれは変更できない』みたいなことで、すぐに動かせないことがあった。
 『LOVEマシーン』はCDをプレスする当日の朝までレコーディングしてたけど、今は3ヶ月前に音源を納品しなきゃいけない。ビジネスが大きくなると、そうやって動きにくくなっていくことがあった。
 今思えばそういう変化の狭間で苦しんでたんじゃないかと思う」

高橋「”アットホームなモーニング娘。”っていうのを最初に提案してくれたのはつんくさんだった」


・ここまで見て、意外と(1期2期)先輩たちには「プレッシャーを与えて厳しくしないと成長しない」っていう考えが根強い…(笑)。いかにも日本人的…。まぁ日本のスポーツ指導者にもまだこういうところあるしなぁ。もちろん厳しくして成功する例もあるんだけど、チームワークを良くしたり褒め合ったりっていうポジティブな方向からの成長でも全然良いと思うんだよなー。そういう意味で、道重リーダーならスパルタではない新しいスタイルを確立してくれるんじゃないかと期待してる。

つんく「日本国内のアイドルの現状を知らないフランスとかドイツみたいな国に曲やパフォーマンスを持って行って、『どれがかっこいい?』って聞いて『これ』って選んでもらえること」
(クオリティとは?の質問に答えて)