MAG・ネット 121207 「中二病」「戦国キャラ」

中二病

 例として『中二病でも恋がしたい!』が紹介されてました。タイトルだけは知ってて、気にはなってたアニメだったけど、思ってたのと全然違った(笑)。「これ、中二病じゃなくて”変人”じゃん!」って(笑)。
 どうやら中二病という言葉は「アニメに影響されてるっぽい痛い行動・言動」っていうところまで意味が拡大されてたらしい…。そんなことになってたとは全然気づかなかった。でも例としてアニメが紹介されてて、そういう作品が作られ受け入れられてるっていうことは、いつの間にかそうなってたんだろうなぁ。

 しかも「アニメに影響されてるっぽい痛い行動・言動を、ネタ的な感じでわざとやる」のも『中二病』に含むそうで、そうなってくるともう元々の意味にある「思い返すと恥ずかしいけど、あの当時はかっこいいと思ってやってた」感がなくなって、ちょっとかけ離れちゃってますよね…。
 元々の『中二病』が言い得て妙な上手いネーミングだっただけに、「アニメに影響されてるっぽい痛い行動・言動」に『中二病』の意味をずらして流用するんじゃなくて、それはそれで個別のネーミングをしてほしかったなーって思っちゃいます。

戦国キャラ(まぐレボのコーナー)

 サンキュータツオさんっていう芸人さんを「発見」できたのは、大きな収穫でした。今まで知らなかったなー。最近はヲタク分野を語れるタレントさんも増えてきてるんだろうと思うけど、久々に骨のある語り手さんを見つけられた感じがして嬉しい(笑)。

 サンキュータツオさんの言ってたので面白かったのは「戦国キャラは”戦国武将の擬人化”である」と捉え方。つまり、史実・伝説・逸話などによる戦国武将の人物像やイメージを拠り所にして、でもそれに忠実に描くわけではなく、自分好みな生き生きしたキャラへと二次創作していく。だから”擬人化”される際には性別は関係なくなっちゃって、イケメン化されたり、かわいい女の子化されたりする。
 この「戦国武将の擬人化」っていう言い方は上手いなぁ。

 このコーナー、時間の都合もあってイケメンキャラ・萌えキャラに絞って構成したんだろうけど、出来れば、今NHK総合で放送してる『へうげもの』や80年代からずっとこの分野に貢献しつづけてきたであろうコーエー信長の野望』シリーズあたりにも触れてくれると嬉しかったなー。

 「声優さんが学園祭で人気」のトピックにも触れたかったんだけど、それはまた明日にでも…。