今夜もうさちゃんピース 130318 道重さゆみ

 ピーベリーの『キャベツ白書〜春編〜』がリリースされた。この曲の歌詞がほんとに良くて、れいなも「キャベツの歌がヤバい!」ってよく言ってた。
 歌詞の内容がさゆみの実家とよく似てる。お父さん方のおばあちゃんもお母さん方のおばあちゃんも畑仕事をしてて、今でもよく東京に野菜を送ってくれる。さゆみも自分がほしい果物とかを穫るときだけ手伝ったりとかはしたことがあるけど、大変な畑仕事はしたことがなかった。
 でも『ハロー!SATOYAMAライフ』で里山の仕事を見たり、メンバーから裏話を聞いたりすると、畑仕事をしてるおばあちゃんってすごい大変だったんだなぁって思った。作物を育ててくれて、それを美味しく食べられたことはすごい幸せなことだったんだなって思った。
 すごい切ない曲なんで、ハローのコンサートでピーベリーが歌ってるときは歌詞のことは考えないようにしてた(笑)。歌詞を見たら涙が出ちゃうと思って。ピーベリーのかわいさだけに浸って見てた。
 みなさんにはこの曲を見て・聴いてもらって、たまにはおじいちゃんやおばあちゃんに連絡したり、お母さんやお父さんになかなかしない電話をしてあげたりしてほしい。家族がいることも、家の前に畑があることもいつもは当たり前のように感じるけど、それは当たり前じゃなかったんだなって思った。おじいちゃんとおばあちゃんがちゃんと畑を手入れしてくれてなかったら、今まで畑は続いて来なかった。人生ってそういうことなんだなって思った。
 そうやっていろいろ考えることが出来る曲なんで、たくさんの人に『キャベツ白書〜春編〜』を聴いてもらいたい。

 プライベートは家族と過ごしたい。今は「家族以外いらない」っていう感じ。友達を作ったらいろんな人の考え方を知れてそれによって良い影響を受けるかもしれないし、友達を作ることが大事だっていうのもわかるんだけど、今、プライベートは家族だけで十分。友達と過ごす時間があるなら家族と過ごしたい。
 思春期の頃もそんなに反抗期はなかった。
 モーニング娘。になって母親と2人で東京に出てきた頃は、仕事でたくさん怒られたり、それでも次の日は朝6時に起きて学校に行かなきゃいけなかったりして、すごく疲れてたから、お母さんに「疲れてるから話しかけないで」っていう態度を取ってる時期はあった。そのときは自分のことでいっぱいいっぱいだったし、申し訳ないことをしたなって思う。

 さゆみんの「プライベートは家族と過ごすだけでいい」っていうのは極端かもしれないけど、でも間違った考え方かって言われるとそんなこともないような気がするし、別にさゆみんが他人を拒絶してそうなってるわけでもないし、これはこれでありなんでしょうねー。
 僕がさゆみんの歳の頃は「家族と友達とどっちと過ごしたい?」って聞かれたら圧倒的に「友達」だったから、なかなか共感はできないけど(笑)。
 それにさゆみんには地元の友達もいるし、ハロプロの先輩や同期や後輩といった仲間もいるし、親しく話せるマネージャーさんやスタッフさんもいるだろうから、「友達作らなきゃ」って焦って交友関係を拡げる必要もないでしょうし。薄い交友関係を広げていってもさゆみんが疲れるだけのような気もしますしねー。

 お父さんに怒られたことは一度もない。怒ってるところを見たこともない。温厚な人。

 それまで「これがれいなのモーニング娘。での最後の仕事」っていうのを全然実感しなかったけど、『ブレインストーミング』のMV撮影のとき「これがれいな最後のシングルなんだ」って初めて実感した。
 撮影終了後にマネージャーさんとスタッフさんからケーキ、メンバーから色紙をプレゼントした。
 今までの卒業メンバーだったらちょっとしんみりした空気になってたんだけど、今回はれいならしい「イェー!」みたいなノリで、そんな暗い空気にはならなかった。でも「この人、マジで卒業するんだな…」って思った。

 『ブレインストーミング』はイントロ・間奏・アウトロで激しく踊ってるメンバーが4人いて、さゆみはその後ろで「オィ!オィ!」みたいな振りをしてる。その振りはすごい簡単そうに見えるんだけど、リズムが裏取りなのですっごい難しかった。裏取りは苦手。でも他のメンバーはそこを結構簡単にクリアしてたから、「これはヤバい」と思ってれいなにコツを聞いた。そういうときれいなはコツをわかりやすく教えてくれる。そのコツを聞けたから振りを体に入れることができた。
 MVを撮り終わった後に、「こういうのを教えてくれるれいながいなくなるんだな」って考えたら、れいなの卒業を実感してちょっとだけ切なくなった。

 後輩に教えてもらうのは、気が引けるよなぁ…。
 でも、そういうことによって関係が良いほうに転がってもっと後輩と親しくなれば、さゆみんは「後輩からいじられる愛すべき先輩」になっていけるかも。卒業が近くなった頃の中澤さんや石川さんみたいな。

 イベントのMCでりほりほが「最近、まさきちゃんにコチョコチョされて困るんです」って言ってて、それに対する佐藤の言い訳は「でも鞘師さんのリアクションがかわいいんですよ」っていうものだった。そのとき横にいたれいなが鞘師のお腹をコチョコチョってして、そのときの鞘師のリアクションがほんとにかわいかった。愛嬌があるっていうのはこういう人のことだなって思う。

 これまで1回もお仕事を休んでなくて、ファンの方にも「1回も休んでなくて偉いね。皆勤賞だよ」って言われてたのに、こないだ休んじゃったからすっごい悔しかった。熱が39℃あってもコンサートに出たこともあったのに。れいなとも「6期ヤバいね」って話したんだけど、(今になって)なんでこんなに体調を崩しちゃったのかはよくわからない。
 最近はストレッチをやるようにしてる。今までもダンスレッスンの前や後にはしてたんだけど、気づいたときやお風呂上りにもするようになった。

 ダウンしてお仕事を休んじゃったことには、そういう意味の悔しさもあったのかぁ。

 9期が入る前の高橋愛ちゃんがリーダーだった頃、コンサートが(体力的に)きつすぎて「これ、マジ体力持たない…」って思って、土日のコンサートだけで体力をつけるのは無理だと思ったから、ジムに通ったことがある。週に1回行って有酸素運動をやったり、ジムのトレーナーさんに相談していろいろやったんだけど、なかなか筋肉はつかなかった。それでこれはもうダメだと思ってやめた(笑)。

 この前、撮影してるとき「かわいいポーズをして」「大人っぽいポーズをして」って言われて、いっぱいポーズのアイデアが出てきたのが「大人っぽいポーズ」のほうだった。大人っぽいポーズのほうが表情もやりやすかったし、自分的に気持ち良く撮影できた。
 最近、かわいいポーズのほうが難しくなってきた(笑)。いつのまにかそうなってきてるのを感じてる。

 これは大きな変化ですね…(笑)。
 リーダーになったからでしょうねぇ。リーダーになって大人のスタッフさんたちと真面目な打ち合わせをする役割になって、そういう「歳相応な自分」と「かわいいさゆみん」とがちょっと分離してきたのかなぁ。マネージャーさんにもさゆみんより年下の人が入ってきてる頃だと思うし、周りの環境がさゆみんにとって「歳相応な振る舞いのほうが居心地がいい環境」になってきてるのかも。