今夜もうさちゃんピース 130325 道重さゆみ

 春ツアータイトルに「ミチシゲ」って自分の名前が入るって聞いたときは、すっごい嬉しかった。
 ツアーの前にはいつも、ツアーで行く公演場所のリストをもらう。今まではツアータイトルにそんなにこだわったことがなくて、リストをもらったときはまず山口公演があるかどうかを最初に確認する。で、今回は「あっ、ない…。今回は地元なしかぁ。まぁ、前回行ったし今回はしょうがない」って思って、リストをザーッと見てたら、「ん?!『ミチシゲ』??!」って気づいて「どういうこと?さゆみにくれたリストだから?」って思った。ツアータイトルが『ミチシゲイレブン☆ソウル』なんだと気づいて、「うっそぉー!」って思って、その場のスタッフさんに「えっ、いいんですか?」って聞いちゃった。モーニング娘。11人いて、別に今回新メンバーで入ったり卒業したりっていうわけでもないのに「ミチシゲ」って入れてもらったんで、最初はちょっと「恐縮だな」って思った。
 その後『田中れいな卒業記念スペシャル』ってついたから、「6期のツアーじゃん!」って思って、ツアータイトルから6期が感じられるところが今ではお気に入り。

 春ツアーは冒頭からとにかくかっこよくて、”ミチシゲイレブン感”が満載。大きい会場でのモーニング娘。も見てほしいけど、ホール会場での”ミチシゲイレブン感”も見てほしい。
 だからお母さんが最初「観に行くのは日本武道館だけにしようかなー」って言ってたけど、「違う会場にも観に来て」って言って、来てもらうことにした。この感じをおじいちゃん・おばあちゃんにも見せたいなーって思ったので、今回山口公演がないのはすごい残念。
 「さゆみ、こんなにすごくなったよ!」って親戚とかに自慢できるくらい私が冒頭でフィーチャーされてて、それがすごい嬉しかった。そうやってつんくさんにもスタッフさんにもいろいろよくしてもらってるので、その分私もステージで返せるように頑張ってる。

 12期オーディションは『未来少女』っていうテーマだけど、さゆみは『今輝いてる少女』に入ってきてほしい。オーディション中から、誰が見ても「この子はすごいな」ってわかるような子。「未来にかわいくなるだろう」っていう子じゃなくて、現在すでにかわいい子。後藤真希さんのような。

 12期には”れいなの空気”を体験してほしかった。12期が入ってくるのはれいなの卒業後になるだろうから。れいなを知ってるのと知らないのとでは全然違うと思う。これは愛ちゃんの卒業のときにも思ったこと。
 愛ちゃんもれいなもプロ意識が高くて、そういう仕事に対する姿勢を12期にも見てほしかった。でもそういうのを9期10期11期が12期に伝えていくのがモーニング娘。だと思うのでしょうがないことだなって思う。でもちょっとぐらいれいなのことを(身近に見て)知っててほしかったなっていう気持ちもある。

 愛ちゃんの舞台『ウェディング・シンガー』は、ニュースで”大人なシーン”を見てて「愛ちゃん…。あぁぁ…」って思ってた。でも、テレビだと大人なシーンが超アップだったからすっごいドキドキして、それで覚悟をしすぎた部分もあって、舞台を観たら「あ、意外とこんな感じか!」ってホッとしたところもあった。
 愛ちゃんと久しぶりに会って、すごい安心感を感じた(笑)。愛ちゃんはすごい優しい人なんで、たいして喋らなくても気まずい空気になったりしないし、帰るときにも「モーニング娘。頑張ってね。あ、でもさゆが頑張りすぎなくていいよ」って言ってくれた。体調を崩した話とかも一切してなかったのに、すごい人だなって思った。

 石田は常に気合が入ってる。リハーサルからもそうだし、「道重さん、おはようございます」って挨拶してくれるときから、すでに眼力がすごい。それでいて、ステージでは滑ってイジられてるから、たまに「保田さんみたい」って思う。

 もしファンの人が「鞘師のメンバーを見る目がいやらしくなった」って思うのなら、それはさゆみのせいではないですね。だって鞘師はさゆみに影響されるほどさゆみの近くにはいないし(笑)。だからもしそうなってたとしたら、鞘師の生まれ持った素質だと思います(笑)。

 自分の出た番組やインタビューはすっごい確認するタイプ。自分のトークが極端に少なくて他のメンバーのトークが使われてるのを見ると、「すっごい喋ったのに全然使われてない or 他のメンバーのほうが多い」「さゆみのほうが面白いこと言ったのに」って悔しい思いをするときがある。
 スタッフさんからしたら他のメンバーのほうが面白かったっていうことなんで、反省するしかないとは思うんですけど。でも悔しい気持ちは残ってて、そういうことを話せる相手がれいな。れいなは一緒になって愚痴ってくれる。

 ガキさんに「生田からメール来ます?」って聞いたら、「毎日のように来るんだけどさぁ」って言ってて、「どういうメールが来るんですか?」って聞くと、「『あの、ひとつ聞いてもいいですか?』とか『言いたいことがあるんです』っていう、それだけの文面で送ってくる」らしい。それでガキさんは「だから?」って思うことが多いみたい(笑)。生田は寂しがり屋だから気を引くためにそうやってるんだと思うんだけど。だからガキさんも「たまにもう(メールを)返してない」って言ってた(笑)。

 最近、佐藤からメールがすっごいよくくる。佐藤は真面目な長いメールをしてくるから、私も真面目に返したいって思うんだけど、佐藤の場合言ってる意味がわからない。まず漢字の変換間違いが多すぎるし
佐藤が言いたかったこととこっちで理解したことが食い違ってたりする。
 メールのやり取りをしてて、さゆみが「こうだと思うよ」ってアドバイスすると、「道重さん、すいません。さっき言ったことは嘘でした」とか返して来て(笑)、「何で嘘つくの?!」って思って、意味がわかんない。
 佐藤とメールしてて、(生田とメールする)ガキさんの気持ちがはじめてわかった。
・妄想セクシーワード「やみつき」

 これは大変ですねぇ。
 まーちゃんのわかりにくい・しかも真面目な内容のメールに応対してあげなきゃいけないさゆみんが大変なのはもちろん、自分の日本語が拙くて迷惑をかけてるのはわかりつつも、「でも道重さんに聞いてもらいたい・相談したい」って思ってメールするまーちゃんも大変。
 逆に、まーちゃんがさゆみんの言ってることがわからない、っていうケースもあるでしょうし。まーちゃん、日本語の知らない言い回し、いっぱいありそうだから…。
 会って話すか電話で話すほうが、その場で「それはどういう意味?」って聞けるから話は速いんだろうけど、直接相談しにくいことでもメールでなら相談できるっていうこともあるしなぁ…。
 まーちゃんのお母さんやそのとき一緒にいる10期の誰かに間に入って通訳してもらうっていう手もありそうだけど、これはまーちゃんが相談したい内容が「お母さんや他のメンバーには聞かれたくないこと」だったら無理。
 幼稚園からはずっと日本語環境で育ってきたまーちゃんが、今から急激に日本語を習得できるとは考えにくいし、どうしたもんかなぁ…。