ハロプロとマンガ家さんの相性

 「マンガ家さんにハロプロのファンが多い」みたいな話をネットでちょくちょく見かけてて、実際、金田一蓮十郎さん・うすた京介さんとかいろんなマンガ家さんがtwitterでつぶやいたりメンバーの絵をアップしたりするのも見かけるし、他のアイドルさんたちと比べてどうなのかっていうのはわからないけど「ありえない話ではないな」って思いました。もし「マンガ家さんにハロプロのファンが多い」っていうのが本当だとしたら、その理由の一つに「ハロメンはマンガキャラにしやすい」っていうのが絶対あると思います。
 先日、『究極アルティメットゼロだ!直前SP ごちそう冒険ツアーズ!』(2013年9月15日)に嗣永桃子岡井千聖工藤遥が出演してるのを見て、こういう3人の絵面が作れるのはハロプロくらいのもんだなって思いました(笑)。”アイドルのルックス”っていう側面から見たときのハロプロの独特さが端的に表れてた絵面だったなって。
 『Top Yell』を見てても、ハロプロ以外のアイドルのページもパラパラ眺めたりするんだけど、やっぱり他のアイドルさんたちはちゃんと”アイドルファンの人たちが好むような髪型・メイク・衣装の着こなし”をほとんどの人がしていて、でもだからこそハロプロほどの見た目のバラエティ感は感じないんですよね。でも同時に、そうやってかわいいとされているルックスに標準化されていくのは、良いように言えば「ファンの人に対してルックスを良くしようとベストを尽くしてる」ことの表れなわけで、「ハロプロが良くて他のアイドルがダメ」なわけではないです。どっちのテイスト・どっちの(セルフ)プロデュース方針が好きかっていう好みの問題。
 ただ、マンガ家さんっていう括りで考えたとき、その職業柄、見た目からバラエティのあるハロプロのほうがなんとなく魅力的に見えちゃうっていうことはありそうな気がしますねー。「頭の中ですぐにキャラ化しやすい」から。そうやってイメージしたメンバー(=キャラ)を、頭の中で(または実際に描いて)描き分けたり動かしたりすることは、同人マンガの定番のアプローチの一つだし、プロ・アマを問わず、マンガ家さんにとってすごい楽しい瞬間なんじゃないかなーって思います。そして同時に、それによってキャラ(=メンバー)への愛着も強まっていくような気もしますしね。