南波一海のアイドル三十六房 番外編〜ハロー!プロジェクトシングルコンプリートガイド発売記念スペシャル〜 131109

 いやー、面白かったですね(笑)。特にアップフロントの橋本さんと西口さんが出演してたブロックは最高(笑)。
 僕はヲタトークを見てると「それは言い過ぎ(思い込み)なんじゃない?」「いくらなんでもその見方はハロプロを贔屓しすぎだよ…」とか思っちゃうタイプなので、ヲタトークは「面白いな」って思うときと「こういうの苦手だな…」って思うときがあるんですよね。この番組は仕切りが南波さんと嶺脇さんというオトナなお二人で、ゲストもファンとしての立場を弁えている方々ばかりで、その辺、狼的な痛々しい邪推話とかにもあまりならずに、すごくいい感じで楽しめました。
 以下、気になったことを箇条書きで。

・モデルの木村ミサさんはモーニング娘。の中ではりほりほ推しとのこと。りほりほ推しの女性ファンが多いのは、りほりほの見た目の”少年っぽさ”にあると思うなー。くどぅーとは別タイプの少年っぽさ。ダンスが上手でストイックなところも、”スポーツに熱中してる男の子”に通じるものがあるし、女子校でモテるタイプなんじゃないかと。

吉田豪選曲 Berryz工房マジ夏すぎる』。ミニアルバム発売当初、ファンの間では『夏 Remember You』のほうばっかりもてはやされてたけど、僕は『マジ夏すぎる』のほうがすごいと思ってたんだよなー。吉田さんの選曲ナイス。
 それにしても吉田さんは『FOLK SONGS』まで聴いてるとは…。手広くいろんなタレントさんをウォッチしてて多忙なはず吉田豪さんがハロプロについてそんなところまでチェック済みとは思わなかった…。

矢島舞美『聖なる鐘が響く夜』。舞美ちゃんが何かのイベントでZARDの曲を歌ったと知って「それ絶対ハマる!」って思った記憶があるんだけど、この曲を聴いてやっぱり舞美ちゃんって坂井泉水さん系の魅力を持ってるボーカリストなんだなぁって思った。

小出祐介「『Magic of Love』のサビ頭に”通算”っていう言葉を持ってくるつんくさんのセンスがすごい」

 こういうところを「独特の言語センスを持った作詞家」と捉えるか「ただの変な歌詞」と捉えるかが、つんくさんへの評価の分かれ目なのかも。つんくさんのことをわざわざ”寺田”とか言ったりして見下してるような人たちには「ただの変な歌詞」に映ってるのかな?って。

アップフロントのお2人のぶっちゃけトークが素晴らしい(笑)。A面になるはずだった『春夏秋冬 大好っき』。結果的に『ミニモニ。ジャンケンぴょん』が大ヒットしたわけだけど、この曲が埋もれてしまったのはそれはそれでもったいなかったなぁ。

橋本慎松浦亜弥の初期シングルは松田聖子さんの流れを追った。『100回のKISS』でデビュー予定だったが、春デビューだから明るい曲でということで『ドッキドキ!LOVEメール』になった」

 『ドッキドキ!LOVEメール』=『裸足の季節
 『トロピカ〜ル 恋して〜る』=『青い珊瑚礁
 『LOVE涙色』=『風は秋色』、

・橋下慎さんは℃-uteが『アイドル横丁』で評価を得た後、次に何をすべきかと考えて、つんくさんにハモリのある曲をリクエストし、つんくさんはそれに応えて『悲しきヘブン』を作った。中島・矢島・萩原がライブではダンサーに徹してるのは現場のマネージャーさんのアイデア
 ℃-uteの日LIVEバージョンは、本番の映像とリハーサルでメンバーの近い位置から撮った映像のミックス。

橋本「プラチナ期は、Berryz工房にとってはイナズマ期だった」

橋本「ゆび祭は、武道館には楽屋いっぱいあるのに、指原さんだけ別楽屋で、あとの子たちはみんな一緒の大部屋だった。本人たちは仕事を通じて知ってたり、学校が一緒だったりして、横の繋がりがあって仲良くて、『あ、(”アイドル戦国時代”と言われていても)同世代の女の子たちはこうなんだねw』って思った。バチバチ感はなかった」
嶺脇「そこで橋本さんが煽ったりしたんですか?」
橋本「いやいや、煽らずに『いつもの力出せば勝てるんじゃない?』って」
一同「(爆笑)」
南波「それ完全に煽りですよねぇ(笑)」

 僕はつくづく、橋本慎さんが『Do it!Now』以降もずっとレコーディングディレクターでいてくれてたらなぁ…って思っちゃいますね…。アップフロントとしては社員に「いろんな現場を経験させる」っていう方針があるのかもしれないけど、橋本さんは音楽方面に専念させるかたちでキャリアアップさせてあげてほしかったなー。