サッカー日本代表、オランダ・ベルギーに善戦

 日本代表、ベルギーに勝っちゃいましたね…。
 国内外で称賛されてるようだけど、僕は報道にはあくまで「親善試合で、ベストメンバーじゃないオランダやベルギーに負けなかっただけ」というスタンスを持っていてほしいですね…。
 というのは、僕はサッカーの高度に技術的なことについてはわからないけど、ライトなサッカーファンとしてこれまでW杯を見てきた中で、「危機感を持ちながら大会に入ったチームほど、前評判に反して上手くいく可能性が高い」っていう印象があるんですよ。

 だから2002年や2010年の大会で日本がイマイチな調子のままW杯に突入したときも、そんなに嫌な予感はしてなくて、悲観する意見が多い中で「いや、まだわからんよ?w」って思ってたし(笑)。
 当の選手たちにとって、W杯は最高の檜舞台。直前に調子が悪いとなれば、絶対にチームで結束してなんとかしようとするし、必死になるし、特にサッカーという競技ではそういうチームこそ強いですからね。トップリーグで活躍するスーパースターが代表戦で力を出せないことなんてザラにある。
 それに、日本は個人技で勝負出来る選手が元々少ないので、日本が力を出せるかどうかはひたすら「コンビネーション」と「チームプレー」にかかってるから、余計に必死さや結束は大事になると思うので。

 あと「日本のことを舐めてくれたらラッキー」っていうのもあるかな(笑)。だからこの時期の親善試合は特に、良い結果が出ることよりも、通用することと通用しないことがわかったり、チームの弱点がはっきりしたりすることのほうが、僕的には「良い流れだな」って感じがします。
 最近ベラルーシとかに負けてたときも「いいぞ。今のうちにどんどん問題点をあぶり出して本大会に向けて対策してくれ」って思うだけで、親善試合で負けるのは全然嫌じゃないんですよね。負けるのを恐れずに選手や戦術を試してほしい。

 なので、ここ数日のテレビやネット世論のように、あんまり「このまま行けば強豪国とも互角に戦える!」みたいな楽観的な雰囲気を作られると、逆に不安になってきちゃいます(笑)。「いやいや、このままじゃ危ないでしょw」って(笑)。実際、まだまだ守備は危なっかしいところがあるわけで、ベストメンバーで100%本気のオランダ・ベルギーだったらもっと失点しててもおかしくないですから。

 逆に言うと、親善試合でミスをしたり負けたからって一々バッシングしすぎるネット世論は、ちょっと有害だなって思ってます。親善試合なんてせっかくのテストチャンスなんだから(サポーターは)勝敗にこだわらなくてもいいじゃん、って思うんですけどねぇ…。