ハロステ第78回。Berryz工房無期限活動停止発表

 Berryz工房無期限活動停止発表シーン、そして『愛はいつも君の中に』。

 Berryz工房の無期限活動停止の報せを聞いて、僕の中では「とうとう来たか…」というある程度予期していた部分と、「このタイミングで…?」という予想外な部分とが気持ちの中で混在していました。

 予期していた部分としては、長年Berryz工房を見てきた中で、やっぱり近年は他のグループに比べてパフォーマンスにエネルギッシュさがなくなってたこと。それはメンバーがベテランになって「ダンスが上手くなって力の抜き方を覚えた」とかじゃなく、同期の℃-uteと比べてもメンバー(の一部?)のモチベーションが低いんだろうなーって、パフォーマンスの熱量から感じてしまうことがよくあったんですよね。何かの節目だったりモチベーションが上がるような出来事の後とかには熱量のあるパフォーマンスをしてくれるときもあるんですけど、「心に迷いを持ってたり、モチベーションの高まらない中で活動してるメンバーもいるんだろうなぁ…」って感じちゃうことが僕には多々ありました。

 活動停止が予想外だった部分としては、ちょうど10周年を記念してそれをモチーフにしたシングルを出したりキャンペーンをしたりしている時期だということ。それとそのシングル『普通アイドル10年やってらんないでしょ/愛はいつも君の中に』がBerryz工房のシングルとしては久々の快心作だったこと。
 ネタ的にも楽曲的にもキャッチーな『普通アイドル10年やってらんないでしょ』と、アイドル曲としては斬新な方向性のサウンドに挑戦した『愛はいつも君の中に』は、2曲ともシングルにする意味がしっかり感じられる良いシングルだなって思ったんですが…。特に『愛はいつも君の中に』は同じ「かっこいい」にしてもそれまでの『WANT!』〜『1億総ダイエット王国』のサウンドとは全く別の方向性で、「これからBerryz工房は新しいステージに進みそうだぞ!」っていう期待感を持たせてくれました。『愛はいつも君の中に』のような挑戦的な曲をどんどんやってくれるグループになれば、Berryz工房ハロプロの中でも独特の地位を築いていけるんじゃないかと思ったんですけどねぇ…。

清水「Berryz工房の活動停止をハロプロメンバーに発表した後のリハーサルで、花音が『Berryzさんいなくなったら、私どうしたらいいんですかぁ!』とか言ってずっと泣いてた。℃-uteもみんな泣いちゃってた。だから発表のタイミングをもうちょっと考えればよかったなって思った。でもそういう反応をしてくれてるのが嬉しくて、改めて、あと半年間を大事にしたいなって思った」