Billboard Japan 鞘師里保インタビュー

http://www.billboard-japan.com/special/detail/1036

鞘師里保「そうですね。一緒に活動していてもリーダーになるまでは今みたいなイメージはなくって、テレビで観るキャピキャピした道重さんのイメージがすごく強かったんですよ。だから道重さんがリーダーになったときは正直ビックリして。でもいざなってみたらめちゃくちゃ格好良いし、本当に最強だなって」

 へぇ。メンバーはさゆみんのことを「リーダーになってから変わった」っていう風に見てたのかぁ…。
 僕からすると、さゆみんは基本的に何も変わってないように見えるんですよね。まだグループの中でも”若手”だった時代は別として、バラエティ番組で活躍し始めた2009年くらいからは、僕の中ではさゆみんのイメージはほとんど変わってないです。

 ただ、基本的に出しゃばらない人だから、トークを仕切る力があっても、先輩がいる現場だと先輩に譲っちゃうし、後輩に注意するにも「さゆみなんかが注意しても…」って考えてなかなか出来なかったりっていう感じだったんだと思うんですよね。
 さゆみんが本当に「私がモーニング娘。トークを引っ張らなきゃ」っていう姿勢になったのは、先輩がガキさん1人になった頃からじゃなかったかなぁ。それまでは「ソロの仕事ではどんどん前に出て行くんだけど、グループの仕事ではポイントポイントでは面白いことを言うものの、バランスを考えてかなり抑えめにしてた」っていうのが僕の見てた印象です。

 リーダーになったさゆみんは、リーダーシップを先輩に譲ったり任せたり出来なくなっただけ。それまで全体のバランスを考えて抑えてたことや自信のなさから控えてたこともやらなくちゃいけない状況になっただけであって、さゆみんのパーソナリティ自体は基本的に変わってないと思ってたので、一緒に活動してるメンバーが「道重さんのイメージが変わった」って思ってるというのは意外でした。
 でも、一番近くで見てるメンバーが言うことのほうが信憑性がありますよねぇ。僕はあくまでもメディアを通して見てるだけだから。
 あと、りほりほがモーニング娘。に加入したのはまだ幼い12歳という年齢なわけで、「りほりほが見てきた道重さん」と例えば年齢が少し上の「フクちゃんが見てきた道重さん」「はるなんが見てきた道重さん」ではちょっと見え方が違ってくるのかもしれません。
 「リーダーになってからの道重さんの変化」についてのフクちゃんやはるなんの意見も聞いてみたいなぁ。