モーニング娘。’15 鈴木香音のいつでも!カンノンスマイル 150210

 最近、周りの人の優しさを改めて感じる場面があった。
 いつも『いつでも!カンノンスマイル』の台本はマネージャーさんからもらったり、データのみでもらって確認してたりしたんだけど、データでもらった台本をどうしても印刷したくなったときがあって、家のパソコンで印刷しようとした。でも家のパソコンにはそれに適したソフトが入ってなくて、私は「めんどくさいから、もういい!」って怒って、半泣きで寝ちゃった。
 夜中に目が覚めると、お父さんが何も掛けないで寝てた私に布団を掛けてくれていて、ふと机の上を見ると『カンノンスマイル』の台本がちゃんとホッチキスで留めて置いてあった。私があんなにふてくされて寝たのに、なんてお父さんは優しいんだろうって思った。普段、お仕事終わりのお父さんが車でお迎えに来てくれるのに、たまに私がチョー不機嫌で、お父さんに当たっちゃうときもあるけど、改めて、親には感謝して生きていかなきゃなって思って、温かい気持ちになった。
 もう一つの優しさを感じた話は、私が足の怪我やインフルエンザでハロコンに出れなかったりダンスレッスンに参加出来なくて「迷惑かけてるな」って思って、メンバーに「ごめんね」っていう連絡をしてたときの話。そういう私に対して小田さくらちゃんが「いやいや全然大丈夫なんですけど、それよりこれ何だと思います?」みたいな(笑)、全然違うチョーどうでもいい内容のメッセージを送ってきてくれて、そんなやりとりが落ち込んだ気持ちを全部吹き飛ばしてくれた。そのときはパフォーマンス面でメンバー間での問題があって、さくらちゃん自身も悩んでたらしいのに、私に落ち込んだ気持ちを忘れさせてくれるようなメールをくれて、ほんとに優しい子だなって思った。

 次のコンサート場所に行くときの長時間のバス移動では、一番後ろの席を譜久村聖ちゃんと生田衣梨奈ちゃんが使う。その前の列に私と鞘師里保ちゃんが座る。なんかそういう決まり(習慣)になってる。周りのメンバーがどんどん寝ていくなか、私と聖ちゃんとえりちゃんは最近のモーニング娘。の話をしたり、それとは全然関係ない女子高生っぽい会話をしたりして過ごしてる。

 3歳か4歳くらいのときに『おジャ魔女どれみ』の瀬川おんぷちゃんに憧れて、アイドルになりたいって思って、12歳でモーニング娘。に合格するまでその夢はブレなかった。だから私は『おジャ魔女どれみ』のおかげで今ここにいると思う。
 私のオススメのTVシリーズは『おジャ魔女どれみ♯』。私は映画とかを観て泣くっていうのは滅多にないんだけど、最終回の、どれみちゃんたちが1年間一生懸命育てた魔女の赤ちゃんとお別れをするシーンでは、鼻水をダラダラ流してほんとに号泣してしまう。家族の大切さを身にしみて感じる。