モーニング娘。亀井絵里 卒業メモリアル①

「卒業発表のときに、卒業の理由について本当のことを言うかどうか迷ったけど、ファンの人たちを目の前にして嘘はつきたくないと思ったから、本当のことを言うことにした。自分の体質のことを公言するのは初めてだったから、指先が冷え切ってしまうほど緊張した。8年間のステージの経験が全く役に立たなくて、素の亀井絵里になってた。卒業の事情や自分の気持ちをしっかり伝えたかったから泣きたくなかったんだけど、ファンに人たちの暖かさに、かなり泣いちゃってましたね(笑)」

 卒業発表の後、こういう出来事があったときにはつきものですが、カメちゃんの卒業の"本当の理由"を邪推して通ぶってる馬鹿が湧いてましたねぇ。あの人たちはああいう風に斜に構えて業界通ぶってると悦に入れるのかな?傍から見てると、めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど(笑)。
 だいたい、「卒業の表向きの理由」をでっちあげるとしたら、もっと無難でファンを納得させやすい理由はいくらでもあるでしょう。それなのに「肌の疾患の治療と体質改善」なんて、ガチでしかありえないと思いますけどね。

「納得する歌やパフォーマンスが出来て、そこでファンの人の喜んでる顔が見れたときが一番嬉しい。自分が悩んで、迷って、練習した結果、自分のイメージしたパフォーマンスがしっかり出来て、それがファンの人に伝わったなっていう瞬間が一番嬉しい。ガッツポーズをとりたくなる感じ」

 上達のスピードはゆっくりでしたけど、本当に良いシンガーになりましたね。既存のアーティストのマネではない、ちゃんとカメちゃん自身の歌を歌えてると思います。その結果、「ハロプロまるわかりBOOK」のメンバーの選ぶ「憧れる歌や声のメンバー」部門で愛理ちゃんと並んで2位タイですよ!ステージやリハーサルを共にしているハロプロメンバーのこの評価は大きいと思いますね。

モーニング娘。にいると常に周りのメンバーが比較対象になってくるので、自分の欠点や短所や苦手なことが嫌でもわかってくる。逆に、自分の中に負けず嫌いなところや熱い感情がこんなにあるんだっていうこともわかった。そんなモーニング娘。という中にいることでここまで成長できたので、卒業してモーニング娘。から離れたら自分は努力を怠ってしまうんじゃないかっていう不安はちょっとあった。卒業してからも、8年間で学んだことをしっかり活かしていきたい」

亀井「みっつぃーはマネージャーさんよりもスケジュールを把握してて『頼り甲斐がある後輩』。同期だけど少しだけ後輩のジュンジュンとリンリンにどう接したらいいかっていうことを何回か相談されたことがある」
光井「亀井さんの接しやすい雰囲気が好き。ムードメーカーで、『場を明るく乱してくれる』ところも。偉そうな後輩ですいませんでした(笑)」
亀井「これは違うんですよ(笑)。みっつぃーはちゃんと予習復習をしてくるので、先輩がもし間違えてたらそれを教えて直してくれる。みっつぃーが『偉そう』って言ってるのはそのことだと思う。みっつぃーのちょっと気だるい感じのダンスの雰囲気が好き」

 みっつぃーがジュンジュン・リンリンへの接し方に戸惑ってたのはそうだろうと思ってましたが、先輩にも相談してたんですねぇ。
 みっつぃーの『場を明るく乱してくれる』っていうカメちゃん評は上手い言い回し。
 みっつぃーのしっかり者エピソードはこれまで主にさゆみんからの情報だったけど、カメちゃんからの情報は貴重ですね。『マネージャーさんよりもスケジュールを把握』『予習復習をちゃんとする』と、さゆみんの言ってたみっつぃー評を裏付ける内容で、たぶんこれがメンバーから見たみっつぃーなんでしょうね。

田中「6期は大きなケンカもなく、良い仕事仲間としてやってこれたから感謝してる」
亀井「れいなはモーニング娘。の中では珍しく物事を率先してやる子なので、モーニング娘。を引っ張っていってくれそう。自分がなかなか前に出て喋れないときに、れいなが背中を押してくれて一歩を踏み出せたことが何度もある。さりげなく助けてくれた」