モーニング娘。亀井絵里卒業メモリアル②

道重「絵里は基本的に早寝なんだけど、最近はよく夜中に絵里からメールが来る。何か心理的な変化があったのかなって思う。あと、以前はホテルに泊まるときはお互いに一人部屋に寝てたんだけど、最近は『怖いから』って言ってさゆみの部屋に来ることが多い。きっとさみしいんだろうなって（笑）。絵里の中で何かしら変化が起こってると思う。
　絵里は人生で出会った中で一番気持ちの熱い人。妥協をしないし物事に真正面にぶつかる。絵里を見てると『人生を生きてるんだな』って感じる。さゆみに対しても熱く一緒に遊んだり叱ってくれてりして、良い相方だなって思う」
亀井「さゆにはいろんな相談をしてきたけど、さゆは親身になってくれて、一生懸命言葉を選んで伝えてくれようとしてるのがメールの文面からわかる。卒業してからも、さゆの家に出入りすると思います（笑）」

　後でカメちゃんが言ってるように、基本的にカメちゃんが寄って行ってさゆみんは受身って感じなんでしょうね。それでお互いに上手く行ってるっていう。
　カメちゃんからの相談に『一生懸命言葉を選んで伝えてくれようとする』っていうのは実にさゆみんらしいですね。ブログの文章でも、漢字とかのちょっとした間違いはあるとしても、「意図をちゃんと伝える」ということにはだいぶ気を遣ってそうですし。
　さゆみんとカメちゃんはお互いに家が近いそうで、先日もカメちゃんがさゆみんの家のリビングで寝てた様子がブログにアップされてましたね。僕は友達の家のリビングで寝たことはないなぁ（笑）

道重「絵里には8年間、嘘も隠し事も本当にしたことがない。基本的に絵里がいることが前提で毎日やってきた。楽屋で『絵里があそこに座ってるからさゆみはここに座ろう』とか、『絵里があっちに行こうとしてるからついて行こう』とか。でも最近、ふと絵里のいない楽屋や絵里のいないダンスレッスンのことを考えちゃうことがあって、これからはさゆみももっと自分を強くもたなきゃダメなんだなって思った。
　そのことを実感してきたのはすごく最近のことなんだけど、絵里は卒業発表のころからさゆみのことを心配してくれていた。いつも絵里には助けられっぱなしだなって思う。
　精神的な面で支えてもらってる分、整理整頓とかのお世話をしてさゆみも支えてあげたい。
　絵里がモーニング娘。を卒業してもさゆみは…大丈夫だと思います！卒業後にたまに会って、絵里に『大人になったね』とか言われたい（笑）。絵里なしでも生きていけるようにがんばるね！」
亀井「このコメントだけ聞くと、絵里に依存しすぎじゃない？（笑）　こんな依存してないでしょ！この人、ひとりでも大丈夫ですよ（笑）。絵里が『ひとりでいれないタイプ』でさゆが『ひとりでいれちゃうタイプ』なんですよ。それで、ひとりでいれない絵里のほうが寄って行っただけなんで、『ひとりでいれない子』がいなくなっても全然大丈夫だと思う（笑）」
（道重さゆみ、乱入。えりりん、泣き出す）
亀井「さゆの家は良い穴場だと思ってるんで、さゆが行き詰まったときにはコンビニでいっぱい買って家に行くから」

　カメちゃんが「絵里が『ひとりでいれないタイプ』でさゆが『ひとりでいれちゃうタイプ』なんですよ」って言ってるのを聞いてなんかすごい納得（笑）。ある面では確かにそう言えるかも。
　さゆみんは喋ってるうちに盛り上がっちゃうタイプなのかもしれないですね（笑）。普通に考えて「絵里なしでも生きていけるように」とか過剰ですもんね（笑）。カメちゃんが「こんなんじゃない！」って反論するのも無理もない気がします。ジュンジュン＆リンリンの『卒業メモリアル』でも、ジュンジュンと髪型などがかぶったことで口論になったときのことについて謝ってて、ジュンジュンに「自分も悪いので道重さんが謝ることはない」って言われてましたしねぇ。なんか卒業するメンバーのことを思い浮かべながら喋ってるうちに気持ちが高まって、勢いで口から出ちゃうような感じかなぁって思いました。それは嘘とか出まかせとかそういうことじゃなく、「かけがえのない存在」「支えてくれてた」「感謝したい」「謝りたい」みたいな気持ちが盛り上がって、ちょっと大げさな表現になっちゃったり、普段なら恥ずかしくて言えないようなことも言えちゃったりする、みたいな。
　さゆみん乱入に、安心して涙がこぼれるカメちゃんっていうシーンも良かったですね。カメちゃんがこの『卒業メモリアル』の収録をすごく大事に思ってて、メンバーのメッセージに答えてしっかりした言葉を残そうと気合を入れて収録に挑んでるのがよく伝わってきます。

亀井「オーディション中にテレビ東京に呼び出されて、審査に勝ち残ってることを知らされた。てっきりまだ100人くらい残ってるのかなって思ってたけど、そのときには5人に絞られてて、それを知ったときは嬉しすぎてカメラの前で号泣した。あのときの衝撃は今でも覚えてる」
亀井「6期は『自分が良ければそれでいい』みたいな面が出てるときがあるんだけど、『大きい瞳』はみんなで協力して1曲を作った感じがする。この曲をきっかけに6期の絆が強くなった気がします」