ラジオ日本「立川志ら乃のサブカル天国」121218 須藤茉麻

志ら乃中西香菜さんがブログで『談志亡き後の真打』を読んだって書いてたけど、あれほんとなんですかね?(笑) あんなにポワ〜ンとしてて掴みどころのない中西香菜さんですけど、ブログに『本を頂いた次の日に読んじゃいました』って書いてあったのを見たときにはびっくりしました(笑) ただのアイドルの女の子じゃねーな、って」

須藤「ベリキューのライブのリハのとき、舞美ちゃんに『落語やって、やって!』って言われて、舞美ちゃんに落語を見てもらいました。舞美ちゃんは『私も(落語)大変だったから、気持ちわかる』って言ってくれて、お互いで慰めあってました(笑)。それで舞美ちゃんの前で一回やってみたんです」
志ら乃「反応はどうでした?」
須藤「笑ってました。『喋り方が面白い』って(笑)」
志ら乃「本番終わった後どうでした? 終わった後で私の楽屋に来てくださったんだけど、ほんとに全てから開放されたような良い笑顔でしたよね(笑)」
須藤「はい(笑)。でも、正直な話、全然緊張しなかったんですよ」
志ら乃「緊張を通り越しちゃったってこと?」
須藤「通り越しちゃったんです。その日以降、イベントをやらせてもらっても緊張しなくなって、ソロのイベントでも緊張しなかったんです。落語をやってから精神的に強くなったんじゃないかなって思いました(笑)」
志ら乃「あれ以上のつらい思いはない、と(笑)」
須藤「正直、最初は落語を甘く見てたんですよ。でも、台本がないことを知ってびっくりしちゃって、焦って志ら乃さんのお手本のDVDを見て台詞を書き起こして」
志ら乃「書き起こしたって聞いたときはすごいなって思いましたけどね」
須藤「もう途中でペンを投げたくなりましたよ(笑)。『何て言ってるかわかんない!』って(笑)」
志ら乃「(笑)」
須藤「それをグッと抑えて、何回も何回も巻き戻ししながらやりました。それで、一日中DVDをリピートしてて、夜中もDVDを流したまま寝てました」
志ら乃「舞美さんも同じようなこと言ってましたよ。『ハンディカムで見ながら寝ちゃって、起きたときもハンディカムを持ったままだった』って」
須藤「もう、志ら乃さんが夢に出てくるんじゃないかって、怖かったですよ。でも、握手会でファンのかたがすごい良かったって言ってくださって、やって良かったって思います。満足感もあるし。
 でも、あるファンの方に『茉麻の今年の一番良い仕事は落語だった』って言われました(笑)」
志ら乃「(笑)」
須藤「嬉しかったんですけど、喜んでいいのかわかんなくて(笑)」
志ら乃「そう言ってもらえると”私は”嬉しいけどね。そう思わせたいっていう一心でやってたから。うちの弟弟子が観に来てて『兄さんと同じ口調で喋ってるじゃないですか』って言ってて(笑)。だから、『プロって違うな』『耳の良い人ってすごいな』って思ってますよ」
須藤「いやいや…」

 あれ…? 茉麻ちゃん、前回出演したときよりも喋りがめっちゃ成長してる気が…。
 これも落語をやって以降、緊張することがなくなったことの表れなのかなぁ。あと、志ら乃さんと前よりも打ち解けられてるっていうのもあるだろうけど。
 茉麻ちゃんは、前まではどう言っていいのかと考えて言葉を探しちゃってなかなかテンポよく喋れなかったけど、今は躊躇なくポンポンと反応よく喋れてるのが、何よりの成長ですね。
 それに、前までだったら、志ら乃さんくらいな大人な人を相手にここまで突っ込んだ話は出来なかったでしょうねー。今回も、志ら乃さんから一方的に聞かれたことに対して答えるんじゃなくて、茉麻ちゃんのほうからもどんどん話を進めて行ってたし。
 Berryz工房は今、千奈美ちゃんが急速に成長中で、雅ちゃんとかも盛り上げようと頑張ってきてるところだから、そこに茉麻ちゃんも加わってくれると、層が厚くなって安定感が出てくるだろうなー。