森見登美彦

森見登美彦太陽の塔

 森見登美彦さんの本は「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話体系」に続いて3冊目。この「太陽の塔」がデビュー作らしいけど、デビューからこの作風だったんだねw いや、いいけど。この世界観と文体大好き。
 買うときにネットでカスタマーレビューを見てたら「ストーカー」「ダーク」「(精神的に)危ない」みたいなことがちらほら書かれてたんで、もっとハードな内容かと思ったけど、そんなことなくてまあだいたい前述2作と同じような感じ。
 ラストシーンはもうちょっと書いてほしかったなー。
 作中に「松浦亜弥公式ファンクラブ」という文字列を見つけてドキッとしてしまったw 巻末を見ると、初版は2003年とのこと。全盛期だなあ。あややのアイドル性とパフォーマンスの実力とがとても良いバランスを保ってた幸せな時代。あの頃のあややは「アイドルとしてかっこよかった」ですよ。「エンターティナー」でした。