モーニング娘。DVDマガジン vol.35

光井「8人になってフォーメーションが変わった曲は、パフォーマンスしていて見える景色が違ってくるので、最初違和感はあった」
道重「現在の8人のモーニング娘。に自信があったから、もっとたくさんの人に見てもらいたいって思った」
田中「メンバーや先生たちは『8人になってパワーダウンしたと思われたくない』って言っていたけど、れいなは娘。のパワーダウンを感じなかったし、心配もしてなかった」

光井「滋賀公演は2回目で、前回がすごくみなさんが歓迎してくれたから、逆に今回はどんな感じになるんだろうとちょっと怖かった。

 あ、そういう怖さもあるんだねぇ。でも2回目を経験して、もうこれからはそんなに心配しなくても済むでしょうね。

道重「『大きい瞳』は3人の振付を揃えるのがすごく大変だった。あと歌詞も覚えづらかった」
亀井「普段は6期はみんな練習を率先してリードしたりはしないんだけど、『大きい瞳』に関してはみんな積極的に取り組んだと思う。歌詞の主人公の女の子を表現する上で、適切なテンションを見つけるのが難しかった。インターバルの間にテンションを良い具合に上げておくのに苦心した」

 カメちゃんの「曲を表現するときのテンション」の話はレベル高いなぁ。こういうこと言われると卒業がますます惜しくなっちゃいますね。カメちゃんみたいな「歌をわかってる人」がいてくれると、これから入ってくる後輩のためにもすごく良いと思うんだけど。芸能活動休止期間は新人のための先生になってあげるとかいうことは出来ないのかなぁ。
 カメちゃんのボーカルは僕にとってかなり理想的なボーカルです。誰のマネでもない、亀井絵里そのものの歌。何の衒いもなく歌の世界を表現してる。本当はガキさんが先にもっとズバ抜けるんじゃないかと思ってて、実際2008年ごろはすごく良かったんですけど、今はちょっと迷走中な感じですね。力強さばかりを意識するようになって、らしくない歌い方になっちゃってるから、早く迷走期を脱して戻ってきてくれるといいんですけど…。
 ハロプロはメンバーの元々の歌い方を大事にしてくれる(矯正しない・他のアーティストのマネをさせない)ところが僕にとってすごく魅力的なんですけど、そのハロプロのやり方においてカメちゃんのボーカルはかなり良い成功例の一つじゃないかと思いますね。

亀井「春ツアーの個人的なテーマは『自分を信じると書いて"自信"』。どうしても出来なかったことばかりを後悔したり考えてしまうので、まずは100%やりきって、そのことをポジティブに捉えるようにしたいと思った」
高橋「春ツアーの個人的なテーマは『エロかわいい』。『セクシーでかっこよく』だったら普通すぎるかなって思って、ちょっと違うところを目指してみた。年齢も一番上なので、メンバーの中で私にしかできないことがあるんじゃないかと思って」

 カメちゃんのテーマが達成できてたのがありありとわかるコンサートでした。
 『エロかわいい』は某アーティストが広めた言葉でしたっけ?愛ちゃんがやると『本当にエロかわいい』から洒落にならない(笑)。「最年長の自分だからこそ出来ることを」っていうリーダーらしい考え方を持ちつつ、そこに囚われ過ぎないでやっていってほしいですね。これからの1年はモーニング娘。にとって激動の1年になるでしょうけど、人望型のリーダーの愛ちゃんが中心にいればなんとかなると思ってます。