モーニング娘。亀井絵里 卒業メモリアル③

亀井「ガキさんとはとにかく相性が良い!ガキさんと一緒にやる仕事ではずっと笑って楽しくやらせてもらってる。
 でも、ガキさんとは同い年であり先輩後輩であることで、関係が難しい面もあった。親しくなりすぎちゃった分、ガキさんは絵里に注意しづらくなったり、絵里もどの程度親しく接したらいいのか考えた時期もあった。『ガキさんといるとすごい楽しいから、そういうことは考えなくていい』って吹っ切れたときに、もう一段階進んで、もっと普通に話せるようになった。
 一時期、二人が会話しなくなってたときは吉澤さんがそれに気づいて、間を取り持ってくれた。二人とも泣きながら話をして仲直りした。そういうことはたくさんあった」

 例えばガキカメラジオにしてみても、今は本当に同い年な感じでやってるけど、前はまだカメちゃんがどこまで馴れ馴れしくしていいか迷ってる感じもありました。

亀井「卒業発表の前にメンバーに卒業のことを言うかどうかはすごく悩んだ。それを言うことは自分が楽になりたいからだけじゃないのか、とか考えてよくわからなくなった。結局言わないで、スタッフさんからの発表になったとき、ガキさんを見ると、ガキさんが涙を堪えてるのが見えた」
亀井「ガキさんは周りが後輩ばかりで『頼っちゃいけない』って思う気持ちはすごいわかるけど、そういうときガキさんの笑顔が減っちゃってるから、見ていていつも切なかった。行き詰まったらいつでもメールして下さい!」

 このDVDは本当にガキさんに見てもらいたいです。見てくれてるといいなぁ。トークとかで後輩がちゃんと喋れるかどうかを気にして、冴えない表情になってるのはガキさん自身が損ですよ。別にミスしたって結果的に面白くなればOKなんだから、愛ちゃんみたいに気楽に構えてれば十分。グダグダになってもさゆみんあたりが収拾してくれるでしょう(笑)

亀井「思い出の楽曲は『愛あらばIt's ALLRIGHT』。サビの"♪今までで一番"のところで何度も失敗して苦労したので、今でもそこを歌うときは汗が出るくらい緊張する。」
亀井「思い出のコンサートは『Best of Japan 夏〜秋'04』。『恋ING』でたくさんパートをもらって嬉しかった。でも先輩がたくさんいる中でそんなにパートをもらって、『絶対上手くいかない』『絶対注意される』っていう心配ばかり考えちゃって、緊張で喉が締まっちゃって余計に歌えなくなったし、歌うのが怖かった。リハも本番も上手くいかなくて、飯田さんにも注意されたりとかして、すごい泣いたり悩んだりした。
 そのツアーはとにかくボイストレーニングの先生と、本番に出る前にたくさん練習してがんばった。辛かった思い出がたくさんあるツアーだけど、それがあって今『恋ING』を大事に歌えてるんだと思う」

 このころのカメちゃんにそんな苦労があったとは…。まだ石川さんも紺野さんもいた時期だし、カメちゃんがメンバーの中でそんな酷いっていう印象はなかったので、ここまで悩んでたとは思わなかったです。もちろん他のメンバーにもこれと同様な試練を経て来てるんでしょうが。

高橋「絵里のかわいい立ち居振る舞いが羨ましかった。私と正反対だなって思ってた」
亀井「愛ちゃんは自分では頼りないリーダーであるかのように言ってるけど、二人で食事に行って話したりすると、すごくしっかりした意見やビジョンを持ってることがわかる。卒業の決断においても、愛ちゃんと話したことで参考になったことがあった。愛ちゃんのようななんでも話せるリーダーがいることはグループにとってすごく良いことだと思う。」
高橋「私が言うのもなんだけど、お金の使い方だけ直したほうがいいと思う。お互いに注意しあう仲になりませんか?」

 愛ちゃんは今までにいなかったタイプのリーダーですね。吉澤さんがカリスマがあって、いつもメンバーを見守ってくれてて、問題がありそうなときだけ気づいてアドバイスしてくれるリーダーだとしたら、愛ちゃんはもっとメンバーと身近な感じ。どちらも素敵なリーダーです。

亀井「ジュンジュンは私より年上だし、家に行かせてもらったときもすごいしっかりした女性なんだなって思った。人間関係で悩んでたとき、ホテルの部屋で悩みを聞いてもらって、良いアドバイスをしてもらった」
亀井「リンリンの愛嬌あるキャラクターはグループのピリピリしたムードを和らげてくれてた」